2019.06.19

2020年度採用活動分析 第1回 内々定辞退対策に注力! 学生との距離を縮める取り組み

採用支援

今回から、2020年度採用活動分析を第5回のシリーズに分けてお伝えしたいと思います。

2020年度の採用活動で見られた大きな変化としては「内々定辞退対策」。 特に「懇親会(飲み会)の実施」が目立ち、今後、上場企業の8割以上が実施すると予想されています。

新卒採用枠は昨年よりわずかに増加。各社、内々定辞退対策に変化あり!

「2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」によると、採用予定数は昨年よりも15.4%も増加!
なかでもサービス・インフラ業や商社は高い採用意欲を示しており、昨年採用数を減らした金融も、前年より9.6%高くなっています。
学生優位の売り手市場が続いているが、採用基準を厳しくするという企業の割合は増加。
採用環境が厳しくなるなかでも、採用基準を緩めないという状況が続いています。

2020年度の採用活動の大きな変化としては「内々定辞退対策」
特に上記で書いた懇親会の実施が目立っています。今年は8割の上場企業が実施すると予想されます。
また、調査した約半数の企業が「OB・OG訪問を受け入れる」と回答しています。
実際に活躍している先輩社員と話すことで仕事内容や社風をより深く理解してもらうことが目的となっています。

母集団を拡充しつつ、学生との接点を増やして行く

新卒採用において、単に「人員確保」ではないため、当然「質」も重視することになります。
量と質の双方を確保するのは、現在の採用状況において、昨年に続き大きな課題となっています。
「2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」によると、採用手段として選ばれたのは「合同企業セミナー(69.1%)」でした。
特に注力した採用手法では、「個人面談」が全体の3割を占めており、学生一人一人に向き合う時間を作る企業が増えています。

また今年から、「体験型インターンシップの受け入れ」を導入した企業が25%増加し、採用活動に力を入れる企業が増えています。
企業と学生との接点がより深くなっている今、いかにして差別化をはかり興味を持ってもらえるかも戦略の1つとなります。

拡大・短期化していくインターンシップ

主要インターンシップサイトに掲載されたインターン実施企業数は、6月1日時点で1万7000社以上。
実施社数は7年連続で増えているものの、全体の掲載企業の伸びは鈍化しています。
また、インターンシップが実施される傾向が多いのは、6月〜9月の3ヶ月。
実施ピークとされていた8月は例年通り変わらないが、2月の実施企業は減少傾向にあるようです。
昨年同様、早期に実施した企業は、3月のグランドオープンまでに出会った学生との繋がりを継続させることが重要となっています。
さらに、全体の実施日数は7割が「1dayインターンシップ」を取り入れており、その数は年々増加しております。

「自社の早期認知化」「優秀な学生との接点づくり」「学生の傾向・特徴の調査」など、幅広い目的により、インターンシップの重要性はまだまだ高まります。
ただし実施企業が増えているため、同時に内容の差別化が求められてくるかもしれません。

中小企業は新卒採用縮小へ!中途採用の拡大へ!

リクルートワークス研究所の「ワークス大卒求人倍率調査(2020年卒)」によると、大卒求人倍率は1.83倍。
従業員規模別にみると、300人未満の中小企業では8.62倍。一方で、5000人以上では0.42倍と、前年の0.37倍から0.05ポイント上昇。従業員規模間の倍率差は縮小しました。

全国の民間企業の求人総数は80.5万人(前年81.4万人)。 減少の背景には、採用難に直面した中小企業による新卒採用数の縮小と、中途採用と拡大があると考えられます。
株式会社リクルートキャリアの「就職プロセス調査(2020年卒)」によると、6月1日時点で、大学生の就職内定率は70.3%!
この時期に7割を超えたのは2012年以来とのことです。

内定辞退率も昨年と同様の推移が見込まれており、企業側は相変わらず苦戦を強いられています。 そのため企業の多くは、採用活動をまだまだ続いていくでしょう。

クリサイ
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