2018.05.11

Webデザイントレンドの変遷。

WEB技術

時代によってトレンドがあるのは、Webデザインも同じですね。
ディスプレイやスタイリング技術の進歩、多様化したユーザーによって、
あらゆるサイトで次に流行るデザインが予測されています。

ではなぜ、そのトレンドが生まれたのか。
今回は、そんなデザインの過去から考えていこうと思います。

過去を知ることが、未来を考えるためのヒントになるかもしれません。
歴史を紐解くことによって、ただの流行りで終わらせず、
目的を持ったデザインであるということが見えてきます。

■Webサイトが生まれた「Web創世記」。

「World Wide Web」が公開されたのが1991年。
人類初のWebサイトは、今から20年以上前に誕生しました。

当時は低解像度(白黒)のディスプレイが一般的。
通信速度も遅く、できることが抑制されていることから、
デザインも全体的にフラットなものばかりでした。

できることが限られているなかで模索されていたため、
ある意味個性的なデザインが乱立していた時代でした。

■デジタル装飾が大流行した「Web2.0時代」。

そこから徐々にディスプレイやスタイリングの技術が進歩し、
外観デザインにおける自由度が拡大したのがこの時代。

表現の幅が広がったWebデザイナー達は、デザインの装飾が過度になり、
アニメーションや音を加え、リッチなユーザー体験を生み出しました。

このときに流行したのが、手軽にアニメーションを作れる「Flash」。
小さいファイルで動画を扱えるため、一躍大ブレイクしたソフトウェアです。

当時のデザインのトレンドといえば、現実にある物体の質感を模倣する
「スキュアモーフィックデザイン」と呼ばれるものでした。
現実にある素材(革・泡・ガラスなど)に近いテクスチャを取り入れ、
ユーザーにとって親しみやすい外観を目指したと言われています。

また、シャドウやグラデーションを使用した未来的な表現も流行り、
光沢感あるアイコンを使ったインターフェイスが続々と登場しました。

デジタル世界に慣れていないユーザーの関心を引くために、
「見せ方」を工夫し、過剰にアプローチしていたのが当時のデザイン。
ですが、その表現方法にWebデザイナー達は疑問を持ち始めました。

■デジタル世界のモダンデザイン「フラットデザインの誕生」。

この過剰な装飾から抜け出すきっかけとなったのが、
MicrosoftのWindows8「Metro UI」の登場です。

現実世界を模倣したテクスチャやオブジェクトを排除した変わりに、
「色」「形」「タイポグラフィ」「空間」を考えられたデザインです。

この新たなメディアの登場と、レスポンシブデザインの進化により、
適応性が高いシンプルなスタイリングが使用されるようになりました。

結果、画像や装飾を多様するのではなく、色や形、余白の使い方から
デジタル世界においての“美しさを表現するデザイン”へと変わったのです。

外観のインターフェイスを魅力的に見せるだけの時代は、もう終わりました。
機能性・効率性の高さにこそ美しさがあるとされるのが、現在のWebデザイン。

トレンドが生まれるのには理由があり、そのデザインには必ず意味があります。
余計なものを排除された今、次はどんなデザインが流行るのでしょうか。
時代背景やユーザー目線から考えて、予測してみるのも面白いかもしれませんね。

クリサイ
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