ブログ > 採用サイトの制作期間はどれくらい?工程や計画の立て方などを解説
公開日:2024.05.15 / 最終更新日:2024.05.15
採用サイトの制作期間はどれくらい?工程や計画の立て方などを解説
採用サイト制作には、計画してから公開までどれくらいの期間がかるのでしょうか?コンテンツの量や種類、機能の要件、デザインの複雑さなど多くの要素が影響はしますが、一般的にはどれくらいの日数が必要か、また事前準備としてどのような工程が必要なのかを解説してまいります。大まかにかかる日程と工数を把握したうえで、採用サイト制作時の計画づくりにお役立てください。
目次
1.採用サイトの規模による制作期間の違い
採用サイト制作はコンテンツや作り方、システム要件によって制作期間が大きく異なります。以下は規模感の違いによる大よその制作期間になりますので、計画立案時の参考にしてください。
※下記は発注から公開作業までの期間になります。社内調整、業者選定などにかかる日数は含みません。
LPや5ページ程度:2ヶ月程度
ランディングページ(LP)や取材、撮影工程を含まない5ページ程度の小規模サイトでは、原稿が全て揃っていれば2ヶ月程度で制作が可能です。
10〜15ページ程度(取材、撮影2〜3日):3〜4ヶ月程度
取材、撮影、新規の原稿作成などを含む中規模サイズの採用サイトは、3〜4ヶ月程度の制作期間を目安としてください。上記の小規模サイトに取材、原稿作成などで1〜2ヶ月程度がプラスされるイメージになります。
20ページ以上(取材、撮影4日以上):4〜6ヶ月程度
取材、撮影が4日以上発生したり、複数回の出張を含む採用サイト制作には、一般的に4ヶ月以上の制作期間が必要です。遠方の工場や研究所などの撮影を含み、日程調整や移動に時間がかかりそうな場合は、余裕を持って計画を立てておきましょう。
2.採用サイト制作のプロセスと要する期間
採用サイトを制作する際の流れは以下のような工程と期間が必要です。
①採用サイト制作の目的を決める
まずは採用サイトを制作する目的やターゲットユーザーを明確にし、必要な機能やコンテンツ、デザインの方向性を検討します。採用サイト制作の目的としてよく掲げられる事項として、エントリー数の増加、仕事内容への理解を深めることでのマッチング率のアップ、内定承諾率のアップなどが挙がります。自社の採用課題や求める人物像から考えて、どこに比重を置くのかを社内で話し合っておきましょう。目的を明確にすることで、制作会社など外部協力会社とも方向性を共有しやすくなります。
②採用サイト制作にかける予算を決める
アニメーションなど仕掛けにこだわったり、自社で更新しやすく成るような機能を追加していくと、予定していた予算をオーバーしてしまうこともあります。制作会社に相談をして大まかな予算感を把握したうえで、予算取りをしておきましょう。
予算感が決まれば、その予算内でどのようなサイトが制作できるのかを、制作会社に提案してもらうことも可能です。
③複数の制作会社の話を聞いて、発注先を決定する
1社だけではなく複数社から話を聞いて見積を依頼します。必要な場合は提案書やデザインサンプルなど、判断材料となる書類も一緒に依頼をしておきましょう。見積とサイトマップだけなら2週間程度、デザインも含む提案書まで依頼する場合は、通常4週間程度かかります。
④コンセプトやコンテンツを決定する
ターゲットユーザーとなる求職者のペルソナやコンセプトの設計を行います。また、見積依頼時に提案のあったサイトマップをベースにコンテンツや仕様を決定します。コンテンツ量や仕様が決まったら、それに合わせた詳細な見積を制作会社に依頼します。
⑤取材、撮影、原稿作成
取材、撮影の日程調整を行い、実施します。原稿作成を制作会社に依頼する場合は、取材内容を基にインタビュー原稿を作成してもらいます。この工程には1〜2ヶ月程度の期間が必要になります。
⑥デザイン、HTML、プログラム制作
設計したコンセプトを反映させてデザインに落とし込み、決定したデザインをコーディング(HTML化)します。HTML化以降にデザイン修正を依頼した際には、追加費用が発生したり、スケジュールが延長する場合もありますのでご注意ください。一部のコンテンツは写真撮影や原稿完成後にしか進行できないため、効率の良いスケジューリングを制作会社に提案してもらいます。制作仕様やボリューム感にも左右もされますが、約2〜3ヶ月程度の期間がかかります。
⑦動作確認、修正依頼
動作確認や原稿の不備などを確認して、問題がなくなるまで制作会社への修正依頼と確認を繰り返します。2週間程度で完了することが多いですが、広報部門などのチェックが入る場合はそのスケジュールも確認しておきましょう。
⑧公開
全ページの内容と動作確認が取れれば、制作会社に公開依頼をします。事前に準備をしていて、問題がなければ通常2〜3日程度で公開ができます。
⑨リリース後のメンテナンスと更新
採用サイトをリリースした後も、定期的なメンテナンスと更新は欠かせません。求人情報(募集要項)の更新や企業の最新情報の追加など、サイトの鮮度を保つために定期的なチェックと更新作業は必須です。また、システムやプラグインのアップデート、セキュリティ対策の強化なども重要なタスクです。リリース後の運用計画を立て、適切な体制でサイトを維持し続けることが成功への鍵となります。
3.制作期間を左右する要因
制作期間を左右する要因はさまざまにありますが、まずプロジェクトのスコープや目標が大きな影響を与えます。採用サイトの機能やページ数、デザインの複雑さなどは制作期間に直結する要素です。さらに、制作会社や関係者とのコミュニケーションがスムーズに行えていることも重要です。さらに、開発環境やツールの選択なども重要な要素です。これらの要因を適切に考慮し、事前にしっかりとした計画を立てること、でトラブルなく採用サイト制作を進めることができます。
コンテンツ量とデザインの複雑性
コンテンツ量が増えれば、その分ページ数や各ページのデザイン作業にかかる時間が長くなります。例えば、多くのインタビュー記事を掲載する場合、各取材対象者へのヒアリング、原稿作成や撮影、ページレイアウトなどに時間がかかります。さらに、複雑なデザインやプログラムなどによる仕掛けの多少も制作期間に影響を与えます。特にアニメーションや特殊なエフェクト、カスタムコーディングなど複雑なデザイン要素がある場合、それらの実装には多くの作業時間が必要となります。納期とコンテンツ量の調整を制作会社に相談したうえで、バランスの良い計画立案に繋げましょう。
プロジェクトチームのリソース
制作の大部分は外部の制作会社に発注することになると思いますが、必要な原稿や写真の収集など、自社でのリソースが必要となる工程も多く発生します。リニューアルの場合は、これまでのリソースを活かせるケースも多くありますが、新規制作の場合は注意が必要です。また、社員インタビューに登場してもらう社員や所属部署の上長との日程調整にも時間がかかるケースが発生します。本業の合間でお願いしているうえ、撮影の関係から複数人の予定を合わせなければいけないので、予想以上に時間がかかることもありますのでご注意ください。
期間短縮のコツと効率化
効率よく採用サイトの制作を行うには、プロジェクトの最初にしっかりとした計画を立てることが重要です。計画を明確にすることで修正や追加作業が減り、時間を節約できます。また、必要な機能やデザインを最初に絞り込み、後からの追加を最小限にとどめることも大切です。次に、制作会社とのコミュニケーションを円滑に保つことも期間短縮につながります。タスクの進捗状況を定期的に確認し、問題が発生した際には迅速に対応することが大切です。そして、定期的なレビューやテストを行い、段階ごとに問題を発見して修正することで、最終的な仕上がりに影響を与えるリスクを軽減できます。
4.まとめ
特に新卒採用サイトでは、年度による採用活動のスケジュールに出遅れないようにするため、オープンする時期がマストで決まっているケースも多くあると思います。どの工程にどれくらいの期間を要するのか、また予定外に時間がかかる可能性のある工程などを把握しておくことで、トラブルなく計画的に採用サイト制作を進めることができます。納得した採用サイトを制作して、良い採用活動に繋げられるために、本記事がその一助となることができましたら幸いでございます。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
注目記事
2024/10/25
2024/09/27
2024/09/27
2024/09/27
2024/08/27
人気の記事
【2023年度版】採用サイト制作の抑えておきたいポイントとデザイン参考事例まとめ5選
2023/03/30
2023/06/19
“中途採用”を強化するなら!厳選事例と中途採用サイトに求められるコンテンツ
2023/07/14
2023/03/08
2023/04/11