ブログ > 効果的なオンライン採用のポイント -会社説明会編 –

公開日:2020.10.04 / 最終更新日:2023.08.17

効果的なオンライン採用のポイント -会社説明会編 –

WEB技術 人事・採用担当 採用トレンド 採用支援 調査

新型コロナウイルスの影響を受け、企業の採用選考のオンライン化が急速に進んでいます。
オンラインでの採用を上手に使いこなすことで、今まで以上により求めている人材を獲得できる機会が増えます。
しかし、オンラインでの採用をより効果的にするにはどうすれば良いか悩む採用担当者も多いと思います。
今回はこの効果的なオンライン採用のポイントを、何回かに分けてお伝えしたいと思います。

目次

・21年卒採用では、全体の半数以上がオンライン化に対応

・採用方法の1つとしてスタンダードになった「Web会社説明会」

・Web会社説明会を強化させるポイント

・①視聴者(学生)にストレスを感じさせない話し方

・まとめ

21年卒採用では、全体の半数以上がオンライン化に対応


※企業の人事担当者650名に「採用のオンライン化に関するアンケート」を実施した株式会社ビズリーチによる調査結果

21年卒採用では、半数以上の人事担当者がオンライン化に対応しています。
特に大勢の人が集まる採用イベントや対面式の面談をオンライン化に切り替えた企業が多いようです。

採用方法の1つとしてスタンダードになった「Web会社説明会」


合同説明会や就活イベントに参加する学生は年々減少していましたが、コロナの影響により急激に加速しました。
企業の評判、年収、社風など、志望する企業のさまざまな情報は手元にあるデバイスで簡単に検索することができるようになりました。
しかし、なかには退職した元社員が投稿している口コミなどもあり、事実と異なるケースも多く、どれが正しい情報なのかがわかりません。
そんなインターネットで情報収集をする就活生に対して、Web説明会は適切な情報を届ける手法の一つとなっています。

WEB会社説明会を強化させるポイント

Web会社説明会において自社の内容が伝わりやすくなるポイントは4つあります。
①視聴者(学生)にストレスを感じさせない話し方
②文字をあまり入れずに「表」や「図」をうまく使う!
③仕事内容や1日の流れを伝えて、具体的なイメージを持ってもらう!
④音楽、コンテンツ、テロップでオリジナリティのある説明会に!

①視聴者(学生)にストレスを感じさせない話し方

視聴者(学生)がストレスを感じるポイント

・声が小さい
・滑舌が悪い
・淡々と話している
・声がこもって聞こえる
・話の途中に「え〜」「あ〜」が多い
・早口

ストレスをゼロにする改善策

上記のポイントを踏まえて、より聞きやすくなるポイントをお伝えします。

・ピンマイクやヘッドセットを使う
・落ち着いてハッキリと話す
・間をとったり、抑揚をつける
・声のトーンを普段より少し高めにする
・話の間に一呼吸おいてから話出す
・自分が思っているより、ゆったりと話す

人が聴きやすい速度は大体1分間に300字程度

人が聴きやすいと感じる話し方の速度は、1分間に300文字程度といわれています。
ですが、人は機械ではありません。なのでまずは「ゆっくり」「丁寧」を意識しましょう。
もう1つのテクニックとしてあるのが、話し方に緩急をつけること。
大事なところはゆっくりと、さほど重要でないところは普段通りの速度で話してみてください。
これらを意識するだけで、聴衆の注目を引き寄せることが可能となります。

人が聴きやすい話し方の速度と、自分が話しやすい速度は違います。
一度、練習用に録画をし、自分が話す速度を客観的にみるのもオススメです。

②文字をあまり入れずに「表」や「図」をうまく使う!

学生のWeb会社説明会の視聴は、スマートフォンからが半数以上です。
そのため、資料の文字が多いと読むことが困難です。
オフラインで使用していた資料をそのまま使用するのではなく、
スマートフォンで見ても見やすい資料づくりが必要です。

口頭で説明できる内容はなるべく削除し、
情報を視覚から得られる「表」「図」を活用します。

読ませるのではなく、見せる資料づくりを

YouTubeの平均視聴時間は1本約10分ほどと言われています。
学生はスマートフォンでの動画視聴に慣れていますが、1本の動画に対する滞在時間は長くありません。
Web会社説明会は短くても30~40分程度。
そのため、いかに学生を飽きさせずに興味をひかせるかが大切です。
文字が多い資料が続くよりも、インフォグラフィックスやアニメーションなどを取り入れて、見せ方にも工夫する必要があります。

③仕事内容や1日の流れを伝えて、具体的なイメージを持ってもらう!


出典:公益社団法人全国求人情報協会

学生が企業を志望する理由として、毎年上位にあがっているのが「仕事内容」。
また、仕事内容のミスマッチが早期離職に繋がっているということから、
仕事への理解を早い段階から深めることの重要さがうかがえます。

仕事の理解度を高めるコンテンツ例

コンテンツ例として以下の4つが挙げられます。
・先輩社員の1日密着ドキュメンタリー動画
・社員のリアル対談(座談会形式)
・職種別紹介映像
・先輩社員インタビューetc

特に説明会では動画などで現場の仕事風景を見せることで、
学生も自分が働くイメージがしやすくなります。

リアルを追求し、格好つけすぎない

説明会オープニング動画や密着ドキュメンタリー動画は強い企業イメージを与えることができる人気のコンテンツです。
しかし、過度な表現は学生がマイナスイメージを持ってしまうため注意が必要です。
背伸びした格好よさではなく、現場のリアルさが伝わる内容なのかを重要視したほうが効果的です。

仕事内容をリアルに伝えることができれば、映像を通して会社全体の雰囲気が伝わります。
どんな雰囲気なのか、どのように活躍できるのか。学生自身が入社後に働く姿を想像できる体験型コンテンツを組み込めば、オンライン上でも十分に魅力を感じてもらうことが可能です。

④音楽、コンテンツ、テロップでオリジナリティのある説明会に!

音におけるイメージ誘導効果

音楽をうまく使えば、説明会のイメージを明るくできます。
また高級感を持たせることも、楽しい雰囲気を生み出すこともできるため、 意図に合わせた演出効果が可能です。これがイメージ誘導効果と呼ばれるものです。

自社の特徴・魅力を映像化

最初にインパクトのあるオープニング映像、アニメーション、
お客様へのインタビュー、社員による職場紹介など…
自社の特徴がよくわかるコンテンツは他社との差別化につながります。

YouTube慣れした学生対策

動画にキャプション(テロップ)をつけるのも効果的です。
音を出さずに映像だけで内容が把握できるようにすることで、
学生は場所を気にせず視聴することができます。

企業の雰囲気を伝えるのは、独自性の高いコンテンツ

面白いことをしようとすると、学生との間に温度差が生まれてしまいます。
大切なのはその企業らしさを伝えること。
オンラインだからといって、会社や社員の雰囲気を伝えられないというわけではありません。
まずは、説明会で学生に何を知ってもらいたいのか?どう感じてもらいたいのか?を洗い出してみてください。
そこからどういうコンテンツであれば伝わるのかを考えていけば、自然と独自性の高いコンテンツが生まれます。
動画の画質や音質のクオリティが高いというのは当たり前になっていきます。
クオリティでは差別化できなくなるなか、今後は内容にフォーカスされるでしょう。

まとめ

会社説明会は、企業と学生が最初の接点になる場所になります。
企業側は、学生に会社説明会を集中して聞いてもらうための最大限の配慮と、
自社の伝え痛いことをどう見せるかが、学生の印象に残る大きなポイントになります。
今回のポイントを参考に、自社の説明会のやり方について見直してみてください。

執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也

ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。

採用サイト制作・採用動画制作・採用パンフレット制作なら、ゴマシオカンパニーにお任せください

関連する記事
pagetop