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公開日:2020.09.28 / 最終更新日:2023.08.17

デザイナーに知って欲しい、正しい椅子の選び方

その他 解説

リモートワークになり、制作業務を自宅で行うデザイナーの中で、自宅の椅子で長時間座って作業すると、腰や肩が痛くなってしまったり、オフィスにいる時よりも疲れると感じる人も多いかと思います。
それはもしかしたら椅子が合っていないことで、体に負担をかけているかもしれません。
今回は、座っていて疲れを感じる原因と、体に合った正しい椅子の選び方についてお話ししたいと思います。

目次

・なぜ座っているだけで疲れるのか?

・仕事や作業が進む椅子の選び方

・椅子の正しい座り方

なぜ座っているだけで疲れるのか?

人は正しい姿勢をしているときは背骨はS字状になっています。
しかし座るとS字形状の形は崩れ、前屈みになることでアーチ型のC字形状に変わります。
このC字形状になることで腰や内臓を圧迫し、血流の流れが悪くなり上半身全体に疲労を起こす原因になります。
特に腎臓に流れる血流が悪くなるため、尿が出にくくなり体内に老廃物が溜まっていき、疲れがさらに感じやすくなります。

1時間に一度は立ち上がる習慣を入れる。

座っている姿勢の圧迫を防ぐには、時々席を立つことです。
立つことで、圧迫から解放されるので血流の循環がよくなり、また脚の力が入ることで足に溜まっていた血液を体の方に押し上げることができます。
コーヒーやお茶を入れに行く、家族のいるところにちょっと行くなど1時間ごとに席から立って動くことで、体内の血液の循環を良くします。
椅子の購入を考える前に、まずは適度に席から立つ習慣をつけましょう。

仕事や作業が進む椅子の選び方

上記のことを踏まえて、より仕事に集中できる椅子選びを行います。
リモートワークに適している椅子のポイントは以下になります。

1.高さがデスクにあっているか?

まずは自宅で使っているデスクと椅子の高さがあっているかチェックしてみましょう。
デスクに対して椅子の位置が高い場合、常に前屈みの姿勢になってしまうので腰や背中を痛めてしまう可能性が高いです。
対してデスクに対して低い場合は、腕を高く上げて見上げる姿勢を取り続けることになるため腕や首を痛めてしまう恐れがあります。
理想の高さは、デスクの天板から椅子の座面までが25cm~30cm前後。
高さを調整できる椅子ならば、微調整も行えるのでより自分にぴったりの高さにすることが可能です。

2.腰の負担を和らげる機能が付いているか?

長時間座ることは、腰にとても負担がかかります。
椅子を選ぶ時は、自分の体に合った椅子や腰当て付きのものを選びます。
また、背もたれが高いハイバックのものやリクライニング機能(背もたれの角度を自由に調整できる)などを選ぶことで、
腰の負担を柔げ、集中して仕事に取り組めるようになります。

3.ヘッドレスト、アームレストが付いている

座っている状態は、頭部と腕部にそれぞれ5kg程の重さがかかると言われています。長時間座ることで、これが首や肩、腰の負担になり肩こりや腰痛につながります。
この負担を軽減するのが、首周辺を支えるヘッドレストや、腕を支えるアームレストです。ヘッドレストを使うことで首から肩にかけてのS字カーブを維持しやすくなり、アームレストで両腕を支えることで背中から腰にかけてS字カーブが維持しやすくなることで、肩、腰の負担を柔げることが可能になります。
また、座った時に足が地面から浮いてしまう人は、足を支えるフットレストもある椅子を選ぶようにしましょう。

4.適度なクッション性があるか?

クッション性は長時間座る人にとって、座り心地の良さに繋がる大切な部分です。
しかしあまり柔らかさを重視したものにすると、素材によっては座った時の体のバランスが崩れてしまい、より負担がかかってしまう恐れがあります。
自分に合った素材を選びましょう。
ファブリック(布)やメッシュなど、素材によって座り心地の快適さも大きく変わります。

椅子の正しい座り方

最後に、良い椅子を購入しても座り方が悪いと椅子の機能を存分に発揮できません。
正しい座り方のポイントは、

・椅子の背もたれまで奥深く腰掛ける
・腰を無理に反らさず、背骨がS字になる状態
・骨盤を立たせる
・足を垂直近い状態で下ろし、足裏全体を床につける

特に奥深くまで腰をかけることが大切です。
椅子によっては腰をサポートするパーツが付いており、
背もたれに体を預けても、骨盤を立たせた姿勢をとることが可能です。

以上になります。
長時間座って仕事をする方デザイナーにとって、座っている状態が悪いと体調を崩しやすく、また集中力や作業効率の低下にもつながります。
リモートワークが今後も続く方は、体への負担を考え新しい椅子を検討しても良いかもしれません。
おすすめとしては、人間工学に基づいて作られているエルゴノミクスタイプの椅子です。
疲れにくく、体に負担のかからない姿勢を維持することが可能です。

今回お伝えしたポイントを参考に自分に合った椅子を選ぶことで、より仕事に集中してできる環境を整えていきましょう。

執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也

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