X（旧Twitter）就活とは？採用に導く方法と求職者のリアルな声まで話します

昨年、そして今年と新型コロナウィルスの影響で採用の延期や選考が中止になった企業もあり、就職活動に苦戦している学生が多くいます。
そんな状況の中で、X（旧Twitter）を利用した就職活動が注目されています。
今回はそんなX（旧Twitter）就活について、特徴と就活生の活用の仕方をお伝えしたいと思います。

・X（旧Twitter）就活の特徴とは

・人事採用も新卒者向けの採用情報を発信

・最初は企業の認知度アップに集中する

・就活生が行うX（旧Twitter）就活のリアル

・まとめ

X（旧Twitter）就活の特徴とは

X（旧Twitter）就活では、通常の就活サイトを通さずX（旧Twitter）上で就活生と採用担当が直接連絡を取り合い面談、採用を行います。
以前はエンジニアを中心とした中途採用に利用されることが多かったですが、
現在では「#22卒」「#つながる就活」などの新卒採用をイメージするハッシュタグが多くあります。
背景としてはコロナ渦の影響により学校も閉鎖となり、
就活生はSNSを利用して情報を得ている現状です。
X（旧Twitter）は経営者や企業の人事アカウントも多く存在しており、
働く意味や目標をX（旧Twitter）を通して学ぶ人もいます。

人事採用も新卒者向けの採用情報を発信

就活生のアカウント以外にも、人事採用担当のアカウントも増えてきました。
主に新卒向けの採用情報や採用状況を発信している企業が多いです。
情報を発信しフォロワーを増やすことで、今季だけでなく次の採用の母集団形成が狙いです。
採用の最新情報をX（旧Twitter）上にあげることで、多くの就活生に見てもらえる掲示板としての役割もあります。

メリット

人事採用側がX（旧Twitter）就活を行うことのメリットをお伝えします。

・自社の認知度（ブランド）をあげることができる。
・インターン情報など、広報的なツールとしても使うことができる。
・発信した情報を就活生以外の人にも多く見てもらえることで、未来の就活生にもアピールできる。
・内容を140文字にまとめるため、端的でわかりやすい情報になる。

主に就活中以外の人にも情報を見てもらえることで、来年以降就活をする学生や再来年就活をする学生などにもアプローチをかけられることが大きな利点となります。

デメリット

対照的にX（旧Twitter）就活を行うデメリットをお伝えします。

・定期的な更新や、他社よりも目を引く内容を考え続ける必要がある。
・発信内容が、会社のイメージに繋がる恐れがある。
・発言内容によっては炎上してしまい、企業イメージを損なうリスクがある。
・フォロワーに不合格者がいた場合、伝え方を慎重にしなければいけない。

メリットがより多くの人に情報を発信することだった反面、万が一発言内容が炎上してしまった場合に、企業イメージを損なう可能性があります。
また、フォロワー内の応募者が不合格にする場合、伝え方が悪いと不合格者の誤った発信内容が原因となり、企業イメージを損なう可能性があります。

最初は企業の認知度アップに集中する

X（旧Twitter）の一番の魅力は拡散力の強さです。
多くの企業では就活生の間で話題になることで、会社の認知度を上げ自社のファンを増やし応募へとつなげます。
X（旧Twitter）を始める際には、まずフォロワーを増やすことを目標に情報発信をしていくと良いでしょう。

就活生が行うX（旧Twitter）就活のリアル

就活生がX（旧Twitter）を使う理由として大きく3つあります。

・実名を出さずに就活情報収集のみのためのアカウント
・インターンや採用面接経験を発信、情報交換
・就活の辛さや孤独さを同じ就活生同士で繋がり励まし合う

就活生は複数のアカウントを作成して、用途ごとに使い分けているようです。
また経営者の思いや企業のスタイルに共感した就活生は、自分から積極的に連絡を取り、面接に動いている人もいます。
さらに就活用に個人ブランディングを行う就活生もおり、より自分を魅力的な存在に見せる努力を日々行なっている現状です。

まとめ

X（旧Twitter）では伝えきれないことについては、自社の採用サイトやコーポレートサイトに誘導する企業もあります。
実際に働く仕事の内容やより具体的なことを伝えるには、X（旧Twitter）ではまだ課題があるようです。
あくまで採用ツールの一つであると考え、その他のツールと並行して利用してみるのが良いかもしれません。
ハイリスクハイリターンな面を持つX（旧Twitter）をうまく活用して、より魅力的な人材を見つけてみてください。