ブログ > 地方学生を採用するポイントについて
公開日:2021.06.15 / 最終更新日:2023.08.17
地方学生を採用するポイントについて
近年、都市部の新卒採用の競争率が激化しており、なかなか応募が集まらないと悩む企業も少なくありません。
そこで、今注目されているのが地方在住の学生の採用です。
しかし地方在住の学生だと都市部の学生と異なり採用が難しいのではと悩む採用担当者もいるかと思います。
今回はそんな地方の学生を採用するメリットと採用活動のポイントについてお伝えしたいと思います。
目次
なぜ、今地方の学生なのか?
今までは勤務先まで通勤ができるエリアに住んでいる学生に絞り、採用活動を行ってきたと思います。
しかしオンラインツールやリモートワークの普及により、職種によってはオフィスに行かずに仕事を行うスタイルが増えました。
そのため、採用においても通勤エリアを気にせず地方の学生に向けての採用活動も行うことができるため、企業が求める人材を全国から見つけることが可能になりました。
地方の学生を採用するメリット、デメリット
メリット
・競争率が低い
地方学生においては競合する企業が都心部よりも多くないため、良い人材に出会えるチャンスが増えます。
オンラインを使用した説明会や面接をうまく利用することで、学生側も応募へのハードルを下げることもできます。
・大手企業に固執していない学生が多い
地方の学生の中には一般的な大手企業にこだわっていない学生も多く、仕事内容や企業理念、職場の雰囲気などで企業を選ぶ学生もいるため、中小企業にとって良い人材を獲得するチャンスが増えます。
・就職活動の機会を大切に捉えている人が多い
地方の学生の中には、得られる情報量と企業との接点を都市部と比べると少ないため、一つ一つの機会を大切に捉えようとする学生が多いです。
また情報が少ない分、自分で能動的に動いて情報を収集することを行うため、自分で考えて動ける人材が多いと言えます。
・再配属がしやすい。
地方学生が入社後、最初は都内での配属になった後、異動などで地方に配属になる可能性もあります。
しかし、異動先を出身大学の近くにある支店であればスムーズに受け入れてくれることが多いとのこと。
また知っている場所であれば土地勘もあり、異動後に即戦力としての働きも期待できます。
デメリット
・採用イベントや会社説明会の頻度が少ない。
都心部の採用活動に比べると、地方でのインターンシップや会社説明会の開催は少ないため、出会った学生との接点をうまく作る工夫が必要です。
・学生側の交通費、宿泊費の準備が必要
選考の後半で学生と直接会う機会になった場合に、交通費や宿泊費が原因で断念する学生が少なくありません。
地方学生と会う場合は、交通費の支給や宿泊施設の確保を企業側で手配するなどのフォローが必至となります。
・地元志向の学生も多い
全ての学生が都心部の企業を志望しているとは限りません。
地元の企業に就職を考えている学生も多いです。
地方学生への採用活動を行う際は、このことを念頭に置いて取り組む必要があります。
地方学生の採用をする時のポイント
それでは、実際に地方の学生を採用する場合のポイントをお伝えします。
地方の学生に向けた説明会を実施
まずは学生が通う大学の就職課を訪問すると良いでしょう。
そこで現在の学生の就職状況や、地方の学生を積極的に採用している旨を話して
大学側から会社説明会のために学生を集めてもらったり、自社に興味を持っている学生を紹介してもらうなどの連携を行うことが可能です。
またそこから採用の実績ができれば、翌年よりさらに興味を持った学生が集まりやすくなります。
費用面を会社側がフォローするようにする。
デメリットでお伝えした通り、選考が進むにあたり交通費や宿泊費の影響で辞退してしまう学生もおり、優秀な人材を逃してしまう可能性もあります。
費用面については、会社側で負担することを念頭において採用を進めていきましょう。また、最初の会社説明会や面接はなるべくオンラインにするなどして、学生たちの応募へのハードルを下げるようにしましょう。
内定後のフォローを入念に行う。
地方の学生に対しては、内定後のフォローもとても重要です。
入社後は、知り合いもいない場所で生活をしていかなければならないため、かなりの不安を抱えています。不安から、内定を辞退してしまう学生も少なくありません。
採用担当者から学生に頻繁に連絡を入れてみたり、内定者懇談会や社内見学などのイベントを企画することで、学生の不安を少しずつ無くしてあげるようにしましょう。
また、入社後の住む場所についても通勤のしやすい場所や住みやすい場所のアドバイスなどを行うことで、学生の負担を減らしてあげると良いでしょう。
まとめ
地方地方の学生を採用するためには、企業側から学生へ積極的にアプローチすることがおすすめです。
その際に、学生側の負担をなるべく無くしてあげる配慮や、不安や問題をフォローしてあげることがとても大切になります。
また、オンラインツール上での会社説明会面接などで、学生側に負担をかけずに面接に集中できる工夫を行いましょう。
全国の学生を視野に入れた採用活動で、求めている人材と出会えるチャンスがたくさん増えると思います。
今回のポイントを参考に、まだ見ぬ逸材に出会えるように足を運んでみてください。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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