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公開日:2026.01.08 / 最終更新日:2026.01.09
保存版!就職希望ランキング上位企業の採用サイト事例と制作ポイント

就職活動において、企業選びの判断材料として採用サイトの重要性は年々高まっています。「キャリタス就活 就職希望企業ランキング2026」で上位にランクインしている企業の採用サイトには、学生の心を惹きつける共通した工夫が見られます。本記事では、就職希望企業ランキングを参考に上位企業10社の採用サイトを紐解きながら、成功している採用サイトの魅せ方や情報設計のポイントを整理します。 ぜひ、採用サイト制作や既存サイトの改善の参考にしてみてください。
目次
・映像表現と情報設計でスケール感を伝える|伊藤忠商事株式会社
・「プロ」を軸に世界観と人材像を伝える|株式会社三菱UFJ銀行
・未来感のある表現で“実現する世界”を示す|株式会社NTTデータグループ
・区分別に“見せ方”を変え、迷わせないUIを徹底|大和工業株式会社
・デザインで「金融の距離」を縮める|株式会社みずほフィナンシャルグループ
・高みを目指す世界観+専門人材向けの特設ページ|野村證券株式会社
1.就職希望企業ランキング2026 上位10社の採用サイト
映像表現と情報設計でスケール感を伝える
伊藤忠商事株式会社の新卒採用サイトは、海の底から宇宙までを想起させる映像表現をメインビジュアルと背景に連動させ、スケール感と空間性を強く印象づけています。リッチな表現でありながら、コンテンツはグリッド状に整理されており、情報量の多い大企業の採用サイトでもすっきりと閲覧できる構成です。社長・COOメッセージや会社紹介、働き方・制度といった主要情報がファーストビュー内に収まっている点も特徴です。
また、「働き方改革」では制度導入の背景をストーリーとして紹介し、企業理念と実践が結び付いていることを伝えています。事業紹介や職種理解の導線も整理されており、アコーディオンを活用した省スペース設計によって、回遊性と読みやすさを両立した新卒採用サイトとなっています。
「プロ」を軸に世界観と人材像を伝える
株式会社三菱UFJ銀行の新卒採用サイトは、「プロ」「原動力」といったワード選びに加え、フォントやコーポレートカラーの使い方も含めて、意思と力強さが伝わる設計が特徴です。行員インタビューに加え、「プロフェッショナル名鑑」「プロフェッショナルバンカー」など“人を見せる”コンテンツが独自性を生んでいます。名鑑ではキャリアやパーソナリティ、強み・スキルをパラメーターやイラストで可視化し、短時間でも人物像を理解しやすい構成です。動画企画ではインタビュー内容をリアルタイムで描き起こすグラフィックレコードを組み合わせ、失敗談も含めて親近感と面白さを両立しています。さらに「MUFJを通して実現したいこと」を語る行員の姿を見せることで、志を歓迎するカルチャーまで伝わる作りになっています。
誠実なトーンで“人の距離感”を伝える

三菱商事株式会社の新卒採用サイトは全体は落ち着いたデザインで誠実な印象を保ちつつ、メインビジュアルで衛星写真や風景、社員写真をスライドショーで見せることで、事業規模と空気感を同時に伝えています。社員インタビューでは、記事の合間に“音声なしの短い動画”を挟み、表情や会話の様子が見えるのが特徴です。写真だけでは伝わりにくい本人の雰囲気や社内の距離感が補完され、読み進める動機になります。さらに、入社前の背景〜入社後の業務、同僚との関係、休日の趣味まで項目が幅広く、社員ごとに質問設計が少しずつ異なるため独自性が出ています。インタビュー数が多い一方で、採用区分・所属・年次・トピック・業務経験などで絞り込みができ、興味のある記事に素早く辿り着けるのも強みです。寮(男子寮・女子寮)の座談会で生活環境まで具体化している点も、働くリアルを伝える一手になっています。
未来感のある表現で“実現する世界”を示す
株式会社NTTデータグループの新卒採用サイトは青を基調に、夜明けの空や通信を想起させるビジュアルを使い、理性的で未来感のあるトーンを演出しています。「NTT DATAが実現する世界」では、スマートシティ、レジ無し店舗、貿易業務の最適化など、社会課題と生活者ニーズを起点にした取り組みが具体例として並び、仕事の意義が伝わりやすい構成です。プロジェクトストーリーでは、使用技術や高度な内容をイラストで補助するなど、理解のハードルを下げる工夫も見られます。さらに、サービスデザイン部署のページからnoteやInstagramへ導線を用意し、部署の活動・インタビュー・解説記事を“採用サイト外でも継続的に追える”状態にしています。求職者側は応募前からカルチャーやアウトプットの雰囲気を掴めるため、志望動機の具体化やミスマッチ低減にもつながります。
区分別に“見せ方”を変え、迷わせないUIを徹底
三井物産株式会社の採用ポータルサイトは、直線的なモーションや幾何学的な表現から、規則性・システマチックさを感じるデザインが印象的です。ファーストビューは新卒/キャリアの入口と必要最小限のリンクに絞り、目的の導線へ迷わず進めるストレスフリーなUI設計になっています。スクロール後も最小限のナビに加え、カテゴリーやハッシュタグでの絞り込みができ、関心のあるコンテンツへ到達しやすいのも特徴です。新卒ページは新着情報・募集要項・企業理解コンテンツを見やすく配置し、比較検討フェーズの長さに合わせた設計です。一方キャリアページは「キャリア採用への想い」を上部に置き、活躍イメージやキャリア形成をイラスト付きで示し、“自分が活躍できるか”を考えやすい構成になっています。さらに象徴的なのが、新卒の社員インタビューはテキスト中心/キャリアは約1分動画のみという割り切りで、ターゲットの情報処理スタイルに合わせたコンテンツ選択が機能しています。区分別のUXと情報密度の設計が噛み合った好例です。
協働の空気を体現
丸紅株式会社の新卒・キャリア採用サイトでは、「できないことは、みんなでやろう。」というコピーを、あえて柔らかなひらがなで大胆に見せることで、協働や巻き込みのカルチャーが直感的に伝わります。カラフルな背景と“円”のモチーフを連動させたデザインは、つながりや多様性を自然に想起させ、丸紅らしい空気感を形にしています(押しつけがましさがなく、好感を持って受け取れる表現です)。事業理解の面でも「数字で見る」「事業領域を知る」でイラストや写真を使い、広い領域を分かりやすく整理しています。特に「事業領域を知る」は、部門の概要→強みの詳細→社員インタビュー/プロジェクトストーリーへ導線がきれいにつながり、深掘りしやすい構成です。さらに「働く環境を知る」で人材戦略・女性活躍・オフィス紹介などを丁寧に見せ、多様な人材が活躍できる環境づくりの姿勢まで伝えています。
ミスマッチを防ぐ情報設計
Sky株式会社の新卒採用サイトは、コーポレートカラーを基調に、爽快で誠実な印象を作りつつ、「好働力」という独自キーワードを軸に大切な姿勢をまとめて見せています。ページ上部に“求める人材/合わない人物像”を先に提示することで、応募前にすり合わせができ、採用ミスマッチの予防に効いています。採用イベント・インターン情報、動画、ピックアップ、ブログ、SNS導線、AIチャットbotまで、求職者向けコンテンツが非常に充実している点も特徴です。インターンや短尺動画など需要の高い情報を上部に置き、会社概要・理念・採用情報は下へ配置するなど、表示順にも意図が見えます。さらに、リフレッシュエリアや「オフィスおかん」、コミュニケーション自販機など具体的な制度を紹介し、働く環境の想像まで補助しています。
デザインで「金融の距離」を縮める
株式会社みずほフィナンシャルグループの新卒採用サイトは、金融らしいスマートさを保ちながら、カジュアルさやポップさを感じさせるイラスト表現が目を引きます。コンテンツ幅を狭めたスクロール設計など、スマホ閲覧を前提にした“今っぽい”UIも特徴です。「トップからのメッセージ」では写真に加え動画を用意し、人柄が伝わる温度感を補強しています。さらに学生からの質問に答えるコーナーを設け、硬くなりがちなトップメッセージに親近感と新鮮さを加えています。キャリアパスはレトロゲーム風のドット表現で、実在する社員の歩みとともに学べる設計がユニークです。「みずほのいま」ではプライベートや部活動など業務外の挑戦も見せ、オープンでフラットな社風をデザインとコンテンツで体現しています。
整頓された情報設計
株式会社三井住友銀行の新卒採用サイトは、あえて大きなメインビジュアルを置かず、トップのスクロール量も最小限に抑えたコンパクトな設計が特徴です。その一方で、グリッド状に整理されたレイアウトとハッシュタグ表示により、「どんな内容か」が一目で分かり、整頓された印象を保っています。採用責任者・採用担当からのメッセージで、スローガンに込めた思いや大切にする姿勢を伝え、価値観のすり合わせができます。特に採用担当のメッセージは、写真と言葉から人となりが見え、応募への心理的ハードルを下げる効果が期待できます。業務紹介は部署一覧→クリックでページ内遷移→ミッションをイラスト付きで把握、さらにハッシュタグからキャリアパスや人物像、関連インタビューへ段階的に深掘りできる構成です。情報の“入口→理解→深掘り”が綺麗につながっています。
高みを目指す世界観+専門人材向けの特設ページ
野村證券株式会社の総合採用サイトは、山頂からの朝日と向上心を刺激するコピーにより、「高みを目指す仕事」であることをファーストビューで直感的に伝えています。トップページは左にナビゲーションを置き、共通コンテンツ→新卒→キャリアの順に整理され、無駄が少なく迷いにくい構造です。特徴的なのは新卒向けの「野村パスポート」で、DX人材獲得を目的とした博士後期課程向けの特設ページが用意されています。有給ワークショップや早期内定など通常と異なるフローを提示し、対象者に明確なメリットを示しています。ローディングやファーストビューも別デザインで、専門人材向けの“別世界”を作っているのが印象的です。DX採用競争が激化する中、今後こうした特設型の採用サイト制作が増える流れも読み取れます。
2.ランキング上位に学ぶ採用サイト制作のポイント
採用サイトを制作する時のポイントを下記にまとめました。
学生が“取りに行ける”更新導線を作る
説明会・イベント・動画・お知らせなど、学生が欲しい情報へ自分でアクセスできる設計が目立ちます。入口を整えるだけでなく、更新情報が自然に目に入る配置にすることで再訪のきっかけも増やせます。採用サイト制作では「更新コンテンツをどこに置くか」が応募動線の強さに直結します。
事業理解は「分類+ビジュアル」で整理
事業領域が広い企業ほど、ジャンル分けやイメージ画像、イラストを使った整理が効いています。まず全体像をつかませ、興味のある領域から深掘りできる導線があると、回遊が自然に生まれます。採用サイト制作では“事業の見せ方”が企業理解の速度を決めます。
人物像は「多面化」して見せ、共感と納得を両立
インタビューに加え、名鑑・スキルの可視化・動画・グラフィックレコードなど、見せ方のバリエーションが豊富です。特に失敗談や志(実現したいこと)を含めると、親近感と熱量が同時に伝わります。採用サイト制作では「人をどう見せるか」がカルチャー伝達の核になります。
ターゲット別に“情報密度”と“表現”を変える
新卒は比較検討が長くテキストで咀嚼しやすい一方、キャリアは空気感や相性判断を優先するため短尺動画などが効きます。採用区分ごとにUIとコンテンツを出し分けることで、迷いが減り、理解が早くなります。採用サイト制作では「誰に、何を、どの量で届けるか」を設計することが重要です。
3.まとめ
採用サイト制作の観点から就職希望企業ランキング2026の上位企業を見ていくと、求職者の行動や心理を踏まえた情報設計が共通していることが分かります。強い情報導線や分かりやすい事業整理、社員の人柄や関係性が伝わる表現により、応募前の企業理解と納得感を高めている点が特徴です。これから採用サイト制作やリニューアルを検討する企業は、こうした上位企業の事例を参考に、自社の強みやカルチャーが正しく伝わる設計を意識してみてください。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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