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公開日:2022.03.02 / 最終更新日:2023.09.25

新卒でリファラル採用を活用するポイント

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近年、注目されているリファラル採用。
主に中途入社での採用方法として行われていました。
しかし現在では新卒採用でもリファラル採用を活用する企業が増えてきています。
今回はこの新卒でリファラル採用を活用するポイントについてご紹介したいと思います。

目次

1. リファラル採用が注目される背景

2. リファラル採用を活用するメリット、デメリット

3. 新卒でリファラル採用を成功させるポイント

まとめ

リファラル採用が注目される背景

注目された背景として、売り手市場に採用競争の激化があります。
以前のように求人広告や企業説明会等の就活イベントによる公募だけでは人材の確保が難しくなりました。 その中で注目されたリファラル採用は紹介者を通じて事前に候補者のスキルや適性などを知ることができます。
また候補者側も実際に働いている紹介者からリアルな企業の話を聞くことができ、より具体的な情報を事前に知ることができるなど、両者にとってメリットがある方法と言えます。

リファラル採用を活用するメリット、デメリット

新卒採用に活用するメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

・入社後のミスマッチを防げる
学生は、学校のOBやOGになる社員からリアルな企業の話を聞くことができるため、入社後のミスマッチが起こりにくいです。また入社後も紹介者の先輩社員がいるため職場にも馴染みやすい傾向があります。

・採用コストを削減できる
新卒採用でかかる会社説明会の費用や求人広告の掲載費用などのコストを抑えることが可能です。
また紹介を挟むことでの選考の短縮化につながり、採用のスピードアップになります。

・学生へ企業の魅力が伝わりゃすい
新卒内定者が次の年に就職活動する後輩に会社の紹介をするが場合が多く、
その際に事業の魅力や将来性についてのビジョンを多く話してもらうことで、学生を通じて企業の魅力を感じてもらえることができ、企業の評判にもつながります

デメリット

新卒でリファラル採用を行う際の注意点をお伝えします。

・不採用や人材配置による人間関係の悪化
リファラル採用はあくまでも人材を「紹介」してもらう方法のため、
万が一不採用になった場合、紹介者と候補者の関係が気まずくなり人間関係の悪化につながる可能性があります。
不採用になった場合は、人事側で事前に説明の場を設けるなどしてフォローをすることを心がけてください。

・人材が偏りやすい
社員が紹介する候補者は、大学の同じ学部やサークルの仲間が多いため、人材に偏りが出る場合があります。
そうならないよう、人事側で人材バランスを考慮した採用を行ことが必要です。

・社員の企業についての理解が合っているか?
リファラル採用は紹介する社員の企業への理解と業務内容の認識が合っていることが前提となっています。
特に新卒採用の場合は、紹介者も企業に対しての理解が完全ではないと考えられます。
紹介者の話していた内容が実際と異なる場合、ミスマッチになり早期退職になる可能性があります。
人事側で面接等の際にあらためて企業についての説明をするなど、選考時にフォローをすることがポイントです。

新卒でリファラル採用を成功させるポイント

新卒のリファラル採用をうまく活用するポイントについてお伝えします。

求める人材イメージを社内で共有

紹介者である社員や内定者に、採用したい人材のイメージをしっかり伝えておきましょう。
求めている人材の性格や人柄、専門職であれば学生時代に取り組んだ研究やスキルなど、具体的な人材イメージを伝えることで共有しやすくなります。

リファラル採用を広める告知を徹底する

社員の協力無くしてはリファラル採用は実現しません。
そのため社内のポータルサイトや社内報、社内SNSなど様々なツールでPRする必要があります。
また可能であれば各部署のトップから社員へ直接話してもらうなど、社内でリファラル採用を行なっていることの認知度を高めることが大切です。

企業についての情報が誤っていないかを確認する

紹介者の企業の情報が実際と異なっていないかを選考時に確認することが必要です。
面接などで紹介者にどのような会社だと言われて紹介されたのか、企業のどの部分に魅力を感じて選考に進んでくれたのかなどをヒアリングすることで、もし誤った情報があれば、面接時に丁寧に伝え直すことが必要になります。

採用後も交流の機会を作る

採用後も定期的に交流の機会を設けて、より企業を知ってもらう工夫が必要です。
社内懇親会や内定者インターンを行うなど、内定者の不安な気持ちを打ち消せるよう適切にフォローしていくことがポイントになります。
可能であれば入社までの間、2ヶ月に1回の間隔で内定者との交流ができる場を設けるようにしましょう。

まとめ

新卒のリファラル採用はうまく活用すると、優秀な人材をコストをかけることなく採用することができます。
また、採用以外にも学生側の企業に対しての評判を上げることができ、より応募者の増加につながる可能性があります。
しかし社員に求める人材を紹介してもらうには、後輩に自社に紹介したくなるような職場環境にすることも必要かもしれません。
リファラル採用をきっかけに、人事だけでなく社員全員で一緒に働く仲間を増やすという思いで行うと、良い結果につながるかもしれません。

執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也

ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。

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