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公開日:2023.02.21 / 最終更新日:2023.09.25

採用サイト制作にかかる費用はどれくらい?料金相場と見積もり確認のポイント

人事・採用担当 採用サイト 採用支援 解説

採用サイト制作を依頼する場合、制作会社のサービス内容や個人で請け負うフリーランスなど、それぞれ特色が異なり、デザイン性やコンテンツの内容で料金も大きく変動します。一方で、だれでも簡単に安価でサイト制作ができるツールなどもあります。選択肢が多数あるため採用サイトを制作したくても、どのように進めればよいか迷ってしまいます。 依頼先によって異なるサービス内容や料金相場を比較し、確認すべき見積もりのポイントについて解説いたします。

目次

1,発注先別!採用サイト制作の相場とメリット・デメリットを徹底比較

ケース1:採用サイト構築ツール

ケース2:フリーランス

ケース3:小中規模の制作会社

ケース4:大手制作会社や広告代理店

2.採用サイトに必須のコンテンツとは

・最低限必要なコンテンツ

・費用に余裕があれば検討したいコンテンツ

3.これは別料金!採用サイト制作の見積もりで注意しておくべきポイント

ポイント1:写真撮影

ポイント2:イラスト制作

ポイント3:ライティング

ポイント4:社員インタビュー

4.制作会社のお見積もりの妥当性を検証するポイント

ポイント1:科目ごとに細分化された見積もりになっているか

ポイント2:版権などの条件が明記されているか

ポイント3:別料金の提示がなされているか

5.まとめ

1.発注先別!採用サイト制作の相場とメリット・デメリットを徹底比較

採用サイトを制作する場合、自ら制作するか、アウトソースするかの2つの選択肢があります。アウトソースする場合でも、受注側の提供サービスの違いにより、採用サイトのオリジナリティや金額が変動します。それぞれの相場とメリット・デメリットをご紹介します。

ケース1:採用サイト構築ツール

自社内でサイト構築ツールなどを利用し、採用サイトを制作するケースです。デザインやコンテンツは、構築ツールにあるパッケージによるテンプレートを使います。

・費用:無料~10万円以下
無料版や有料版の構築ツールがあり、有料版のものでも費用を安価に抑えられます。

・メリット
メリットは費用の安さとスピードです。採用サイトに必要なテキストや画像が揃っていれば、制作期間も1週間〜1か月ほどですむでしょう。サイト制作に知識がない方でも、構築ツールのクオリティが上がり、簡単に制作できます。

・デメリット
構築ツールはテンプレートを使用するため、制限された中で制作することになります。また月々の運用費などが加算されることが多く、長期目線で見ると費用がかさみます。解約すると制作した採用サイトが見られなくなる場合もあります。

ケース2:フリーランス

フリーランスに発注できるサイトなどで、スキルやセンスを見て選別します。

・費用:10~30万円
アウトソースするケースでは安く抑えられる方法です。

・メリット
採用サイトのコーディングや動画だけといった部分的な依頼であれば、気軽にアウトソースできます。自社内である程度の制作を進められるのであれば、活用しやすいです。

・デメリット
採用サイトを制作しているフリーランスはごくまれで、すべての工程を個人で制作するには工数が多すぎます。そのため依頼できる内容がごく一部と限定されることも多く、コンテンツに必要な素材はすべて自社での制作となるでしょう。

ケース3:小中規模の制作会社

小中規模の制作会社に依頼する場合は、構築ツールよりもオリジナル性と自由度が増します。

・費用:10~150万円
費用の差が大きいのは、デザイン性やコンテンツの品質によって大きく変動するためです。

・メリット
構築ツールよりも要望に合わせたサイト制作が可能です。予算が許せば、デザインを一から考案してもらいコンテンツも作り込み、自由度の高いオリジナルの採用サイトを制作してもらえます。画像やテキストを自社で用意したり、テンプレートを使用したりすることでコストを安く抑えられます。

・デメリット
手間のかかるコンテンツを含めると、費用もかさみます。コストカットのためには、予算に応じてある程度は自社内で工数をかけ、画像やテキストなど準備する必要があります。

ケース4:大手制作会社や広告代理店

大手制作会社や広告代理店に依頼する場合、企業ブランディングからサポートまでの一貫したサービスが魅力です。

・費用:150万円以上

・メリット
画像やテキストの準備を含め、デザインやコンテンツもオリジナルのものを制作してくれます。さらに企業戦略のひとつとして、採用サイトに関わるコンサルティングや、採用サイト運用後の効果測定、さらには必要な改善まで提案してくれます。採用サイトの制作から心強いトータルサポートが受けられます。

・デメリット
採用戦略の一環でのサイト構築をはじめ、すべてがオリジナルデザインであるため、制作期間が長くかかるケースがほとんどです。費用も採用サイトの制作代にコンサルティング料がプラスされ、高額になります。納品物だけでなく効果がみえないとトラブルになることも懸念されるため、実績豊富な制作会社選びが必要になります。

2.採用サイトに必須のコンテンツとは

採用サイトに掲載すべきコンテンツをご紹介します。

最低限必要なコンテンツ

採用サイトに最低限載せるべきコンテンツは、「会社概要・事業内容」などの企業紹介、「就業内容・就業条件」などがまとめられた募集要項、「選考の流れ、応募・問い合わせフォーム」です。代表者メッセージや社員紹介などの情報は、応募者が企業の魅力や雰囲気をつかめる有力な情報となります。

費用に余裕があれば検討したいコンテンツ

応募者がより詳しく知りたい情報を加えるとよいでしょう。たとえば、具体的な仕事の流れ、職場環境やメンバーの雰囲気などです。 教育制度や福利厚生についても余すことなく記載します。

3.これは別料金!採用サイト制作の見積もりで注意しておくべきポイント

採用サイトでの魅力あるコンテンツは、基本的にパッケージ料金に含まれておらず、別料金が発生する可能性が高いです。見積もりの際に注意しておくべきポイントをご紹介します。

ポイント1:写真撮影

採用サイトにおいて、写真は応募者に与える重要な情報です。フリー素材などはあくまでイメージでしかなく、自分で撮影しても最大限に魅力を表現できません。オフィス内のようすや休憩スペース、一緒に働くメンバーなど、プロのフォトグラファーに撮影してもらうと魅力が上がります。ただしフォトグラファーに撮影してもらうと、1日に5〜10万円ほど費用がかかるケースが多く、別途費用を請求される可能性もあります。

ポイント2:イラスト制作

イラスト制作は採用サイトのデザイン性を高め、クオリティにも影響するものです。企業情報はイラストを用いた図解などで紹介すると、視覚的にもイメージしやすく、応募者の理解度が深まるため取り入れたい項目です。しかし企業の情報を元にオリジナルのイラストを一から制作するため、その分の費用もかかりやすくなります。

ポイント3:ライティング

ライティングは採用サイトにとって、要となる部分です。見栄えがよいサイトでも、必要な内容を理解してもらえなければ意味がありません。企業理念やビジョン、求める人材の人物像など、企業情報や募集要項のほかに必要となるテキストを考える必要があります。
記述内容をライティングのプロに依頼すれば、メッセージ性が高く応募者に伝わりやすい文章になります。ライティングは手間のかかる作業です。見積もり内容に含まれておらず、別料金となる可能性が高いでしょう。

ポイント4:社員インタビュー

社員インタビューを掲載することで、企業理念や仕事のやりがい、職場の雰囲気など、伝えたい情報がより正確に伝わりやすくなります。応募者にとっては、よりリアルで安心感や信頼度が増す情報となるため、取り入れたいコンテンツです。
しかし社員インタビューは、当日のインタビューに加えて事前に質問内容の準備や、魅力が伝わるような文章に編集するなど工数がかかるものです。取材や文章編集まで対応が可能かどうか確認しましょう。

4.制作会社のお見積もりの妥当性を検証するポイント

採用サイトの費用は、内容や品質によって金額が大きく変動します。提示された見積もりの金額が妥当かどうかを見極めるポイントをご紹介します。

ポイント1:科目ごとに細分化された見積もりになっているか

見積もりの金額が細分化されていない場合、求めていたコンテンツの料金が含まれていない可能性があります。後からオプション追加というように請求額が加算されることもあります。必要となるコンテンツが含まれているか、またそのコンテンツに対する金額がいくらなのかが明記されているか確認しましょう。

ポイント2:版権などの条件が明記されているか

採用サイトはデザインやイラスト、コーディングなどさまざまなコンテンツが含まれているため、著作物にあたります。そのため制作会社が著作権、いわゆる版権を保有していることになります。継続して運用後もサポートしてもらうのであればよいですが、なんらかの事情で改修が必要となり、自社や別の制作会社で改修することも考えられます。
企業の事情で自由に改修するには、「著作権譲渡」「著作者人権不行使」といった条件を明記する必要があります。見積もりの段階で、対応してもらえるかを確認しておきましょう。

ポイント3:別料金の提示がなされているか

採用サイト制作に必要なコンテンツ以外に、オプションなどの別料金が提示されているか確認します。サービスの対象と対象外が明確になることで、お互いの認識の不一致を防げます。
制作を進めるうえで、途中段階での追加や変更はよくあることです。必要コンテンツ以外の料金を見積もり段階で把握しておくことで、リスク低減につながります。

5.まとめ

採用サイトの品質は、企業イメージの向上や採用活動の効率性に影響します。長期目線で見ると、その後の企業成長に関与するといっても過言ではありません。採用サイトの重要性を確認し、効果的な採用活動をおこなえるよう十分に準備しましょう。

執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也

ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。

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