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公開日:2023.07.14 / 最終更新日:2024.01.16
“中途採用”を強化するなら!厳選事例と中途採用サイトに求められるコンテンツ
中途採用を強化したいのであれば、採用サイトの制作や見直しが必須です。単に求人サイトに情報を掲載するだけでは優秀な人材が他社に流れてしまいます。
中途採用を成功させるには中途採用専用のサイトを作成し、中途採用で考えている求職者に必要な情報を提供する必要があります。
今回は中途採用を対象とした採用サイトの参考になるような事例や、掲載したいコンテンツなどをご紹介します。
目次
・ポイント3 社風や職場の雰囲気がわかるデザインや写真を採用する
・ポイント4 プロジェクトストーリーなどの成功ストーリーを掲載
・ポイント5 入社後のキャリアがイメージできるコンテンツを入れる
1.中途採用サイト事例3選
参考にしたい中途採用サイトの事例を3つご紹介します。
1ページで簡潔に自社の特徴を伝えているデザイン
企業の特徴を1ページにまとめることで、余分な情報がなく端的でわかりやすいサイトになっています。文字量を減らした分写真やイラストなどで見せることで最後まで読んでもらいやすく、伝えたい情報をしっかり伝えることが可能です。
自社で働く魅力を打ち出したデザイン
世界で活躍するイメージを、イラストを中心としたサイトにすることで柔らかく親近感のあるサイトになっています。
コンテンツにもイラストを起用したページが多く、サイトの世界観が統一しています。また海外に駐在している人たちに注目したコンテンツもあり、海外赴任をした時の働き方もイメージしやすいです。
求める人物像を明確に打ち出したデザイン
どのような人材を求めているかが、明確にわかるような採用サイトです。働く社員がかっこよく、臨場感のある雰囲気に演出された動画が流れます。働く人が主役となって紹介されており、入社後のミスマッチ軽減を期待できる内容になっています。
自社の特徴を表現したインパクトのあるデザイン
新聞社ならではの「活字」でデザインされたインパクトの強い採用サイトです。新聞記事のようにコンテンツがレイアウトされ、当日の日付が表記されています。新聞社ならではのタイムリーかつ正確な情報提供が、採用サイトの信頼性をアップさせています。
転職者の興味を惹きつけるデザイン
働く社員の温かい笑顔と、柔らかい雰囲気が転職者に安心感を与える、動画と画像が魅力的なデザインになっています。社員の実体験によるエピソードなどから、入社後のイメージが沸きやすい内容となっている魅力ある採用サイトです。
2.採用サイトのデザインが探せるギャラリーサイト3選
採用サイト制作の参考になるようなデザインを検索できる、ギャラリーサイトをご紹介します。
求人カタログ
企業の就活・就職・採用サイトをまとめて紹介しており、各企業や採用サイトの特徴について解説されています。気になるページや見どころといったポイント紹介もあり、採用サイトを検討している採用担当者にも参考になるギャラリーサイトです。
SANKOU!
Webデザイン制作の参考になるおしゃれなサイトをまとめたギャラリーサイトです。採用サイトだけでなくあらゆるサイトがまとめられており、Webサイトやコーポレートサイトなど種類ごとの検索や、「スタイリッシュ」「遊び心がある」などサイトの特徴別に検索が可能です。
MUUUUU.ORG
こちらも「SANKOU!」と同じようにおしゃれなサイトが多数まとめられており、サイトの種類や特徴ごとの検索が可能です。Webデザイナーが参考にできるデザイン性の高いサイトが多く紹介されています。
3.中途採用サイトを制作する理由
コーポレートサイトや求人サイトへの掲載以外に、中途採用サイトを制作する理由について解説します。
ポイント1 優秀な人材を確保するため
優秀な人材を確保するには、採用サイト制作は必要不可欠であるといえます。コーポレートサイトでの採用情報や、求人サイトへの掲載だけでは、求職者が必要とする情報提供は十分におこなえていません。採用サイトの有無によって、優秀な人材が競合他社に流れることも考えられます。企業に興味をもってもらい、入社後の自分をリアルにイメージできるような情報提供が求められています。
ポイント2 コーポレートサイトと分けるため
求職者にせっかく興味を持ってもらえても、コーポレートサイトから情報検索が必要な場合、情報が網羅されておらず探しづらいなどが要因となり、企業への信頼度が薄れてしまいます。採用サイトを設けることで、求職者にとっては迷いやストレスなく情報収集ができ、企業の採用に対しての本気度やサービス精神などが伝わるでしょう。
ポイント3 新卒採用サイトと区別するため
新卒サイトは職務経験がないことが前提のため、職場環境や会社理念などの共感を得るコンテンツ多くなる一方、中途採用ではより具体的な業務内容や収入、企業が求める人物像などを重視した内容にし、応募の判断材料になる情報を掲載することが重要です。そのため新卒採用サイトと分けることでより転職者向けの情報をまとめて掲載することが可能になります。
ポイント4 採用のミスマッチを防ぐため
コーポレートサイトや求人サイトでの採用情報しか掲載していない場合、採用のミスマッチの確率は高くなります。とくにコーポレートサイトは顧客や株主などを対象としており情報量が少ないため、企業が求める人物像や入社後のイメージを伝えきれません。求める人物像などが明確に記載されていたり、ターゲット層に響くような内容が掲載されていたりすれば、ミスマッチ低減につながるでしょう。
ポイント5 採用機会の損失を防ぐため
採用サイトのようにまとまった情報が掲載されていないと、サイトからの離脱につながる可能性が高くなります。情報収集にストレスを抱えている求職者は、他の企業へと興味が移る恐れもあります。そうなると応募者の増加も見込めず、優秀な人材を逃してしまいます。
求人サイトから気になってサイトを検索してくれた求職者が、必要とする情報をより詳しく提供することが応募への第一歩となり、採用機会の損失を防ぐことになります。
ポイント6 採用コストを抑えるため
採用サイトを制作することで求人広告会社への広告料金を抑えることできます。
サイトを設計、運用のための初期費用は必要となりますが、その後は一部修正等で運用することができ長期的に見ると費用削減につながります。
また求める人物像に沿った情報を自由に掲載できることができるため、戦略的に求職者を絞ることで採用の効率化を図ることも可能です。
4.中途採用サイトを制作する際のポイント
中途採用サイトを制作するうえでのポイントをご紹介します。
ポイント1 採用ターゲットを明確にする
採用したい人物像を明確にし、その人物像に響くようなサイト制作が必要です。あまりに募集が多すぎても、求める人物像でなければ採用の工数が増え、かえってデメリットになります。企業が求める人物像から、応募してもらうことが大切です。
ポイント2 応募者目線で必要なコンテンツを設計する
企業が伝えたい内容と、求職者が知りたい内容がイコールとは限りません。求職者が求めているのは、正確な情報にプラスして、入社後の具体的な働くイメージです。そのため先輩社員のインタビューなどを掲載し、仕事の内容や進め方、仕事に対しての意欲やどのように成長していけるかといった、求職者目線でコンテンツを設計することがおすすめです。
ポイント3 社風や職場の雰囲気がわかるデザインや写真を採用する
求職者が入社後に働く自分をイメージしやすいよう、写真を掲載します。また、社風や雰囲気を感じてもらえるデザインにしましょう。テキストだけではイメージしにくいため、求職者の目に留まるデザインであれば、企業に興味を持ってもらえるきっかけになります。
ポイント4 プロジェクトストーリーや成功ストーリーを掲載
実際にあったプロジェクトストーリーを掲載することで、どのような問題にぶつかりそれをどう解決させたかを知ることで企業の社風や仕事の取り組み方を求職者が知ることができます。
求職者に「この会社に参加したい」と思わせる問題とその素敵な解決策を伝えることが大切です。
ポイント5 入社後のキャリアがイメージできるコンテンツを入れる
入社後のキャリアアップがイメージできるコンテンツを盛り込みましょう。社内での研修制度や教育制度、キャリア向上のプログラムなど、求職者が入社後のキャリアパスを具体的に描けるようにします。
これにより、候補者は入社後のキャリアアップに期待を寄せやすくなり、企業への興味関心が高まります。
ポイント6 制作実績のある制作会社に依頼する
採用サイト制作にあたり、採用サイトの実績が豊富な制作会社を選ぶことをおすすめします。過去の制作実績を考慮し採用に詳しいかどうか、長期的に対応してもらえるかを確認しましょう。実績のある制作会社にお願いすることでより求める人物に訴求した採用サイトを計画的に打ち出すことが可能になります。
5.中途採用サイトに掲載したいコンテンツ
中途採用に掲載したコンテンツをご紹介していきます。
応募者へのメッセージ
企業のビジョンや目標、目標を達成するために求める人物像がわかるよう、採用メッセージを伝えます。ターゲット層の目に留まるようなメッセージを冒頭に掲載するとよいでしょう。
経営者挨拶
企業のトップの考え方や企業方針は転職者にとってとても重要な情報です。前職での経験からよりトップの考え方を重要視している人が多い傾向にあります。
経営者の考え方やミッション・ビジョン・バリューなどはわかりやすい言葉を使用して表現しましょう。
業務内容
業務内容が具体的にわかるよう、1日にどのようなスケジュールで動くか、プロジェクトの進行方法など、イメージしやすい内容で記載します。事務処理の所要時間や抱える案件数など、おおよその数字を反映するとよりリアリティが増します。
会社の規模や従業員数
転職を希望している人は、会社の規模にも注目しています。大企業への転職を希望している求職者もいれば、小規模の企業に入社し、企業と共に成長していきたいと考えている求職者もいます。規模が小さい企業の場合はコンテンツの内容でアピールすることが可能です。
求める人物像や能力
企業が求める人物像を明確にします。求めていない人材が増えれば選考の工数が増え、ミスマッチにもつながります。抽象的な人物像にならないよう、「一人でこの作業を進める」「大勢の人前で話すことが得意」など具体的に記載しましょう。
昇給や待遇などの福利厚生
給与や待遇面、福利厚生は求職者にとって重要なコンテンツです。どのように昇給していくのか、他社にはない福利厚生などを明記することで、志望度アップにも期待できます。
キャリアパス
入社後にどのようにスキルアップしていけるかを掲載することによって、企業がどのような人材を求めているか求職者にも理解してもらえるコンテンツになります。
採用サイト制作会社と相談して、図や表を用いた見せ方にすることでキャリアパスを伝わりやすくすることが重要です。
社風や社内の雰囲気
社風や社内の雰囲気は、中途採用者にとって不安に感じる部分です。新入社員とは異なり、一人の入社となることが多い中途採用では、会社になじめるかどうかも企業を選定するポイントになります。写真などを使い、伝わりやすい内容にしましょう。
選考プロセス
選考プロセスについて掲載します。どのようにエントリーするのか、面接はオンラインか、内定はいつ頃になるのかなど、求職者が準備しやすくわかりやすいように掲載しましょう。
6.まとめ
採用サイトは、企業のオリジナルのコンテンツやデザイン性によって、差別化を図れる有効な手法です。求人サイトやコーポレートサイトだけでは、網羅しきれない情報や、企業に興味を持ってもらえるコンテンツを自由に掲載できるため、優秀な人材を確保するには必要不可欠です。正確で豊富な情報で、入社後のイメージにつながるような採用サイト制作が大切です。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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