ブログ > 【2025年度版】採用活動分析
公開日:2023.06.27 / 最終更新日:2023.09.25
【2025年度版】採用活動分析
今年度はコロナ禍の緩和により対面での採用活動が増加しましたが、依然としてオンラインでの採用活動も重要視されています。
採用環境の変化に伴い、さまざまな採用課題を抱えている人事担当者の方も多いのではないでしょうか。
今回は2024年度の採用動向調査をもとに、2025年度に向けての傾向を予測してまいります。
目次
24卒の就職内定率について
加速する、就職活動の早期化
■就職内定率(23卒・24卒の比較表) 大学生、全体(就職志望者/単一回答)
※大学院生除く
出展:就職未来研究所 「就職内定状況」について(株式会社リクルートキャリア)
5月15日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率は72.1%(+6.7pt)と前年の内定率と比較して水準到達が半月ほど早まっていることがわかります。
しかし、内定獲得した学生の7割以上が「6月以降も就職活動を継続する」という意向を示しているため、前年と同程度かそれ以上の内定辞退の発生が予想されます。
内定辞退の発生を背景に、追加募集など、採用活動を積極的に行っている企業もみられます。
学生の意識調査
大手志向は48.9%で2年連続で半数割れ
■企業志向(大手志向と中堅・中小志向)
出典:2024年卒マイナビ大学生就職意識調査査 企業選択のポイント
大手企業志向は、前年から微増に転じたものの2年連続で半数を割っています。
大手企業であることを絶対視する学生は少数であり、大手企業志向・中小中堅企業志向は引き続きほぼ同等の割合を示しています。
「安定している」が48.8%で5年連続最多。
■企業選択のポイント
出典:2024年卒マイナビ大学生就職意識調査査 企業選択のポイント
「安定している会社」「給料の良い会社」を基準に企業選択している学生の割 合が過去最多を記録し、安定志向や待遇面への関心の高さが表れた結果となりました。
逆に、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」「有名な会社」を基準とする学生の割合は近年減少傾向が続いています。
企業が採用に注力するコンテンツ
大企業の重点施策に「対面型インターンシップ」が最多
■2024年新卒採用で重視する施策
出典:HR総研 2024年新卒採用動向調査(ProFuture株式会社)
中堅企業では「自社セミナー・説明会」が最多で47%、次いで「自社採用ホームページ」が45%、「対面型インターンシップ」が28%となっており、中小企業では「自社採用ホームページ」が最多で34%、次いで「自社セミナー・説明会」が33%となっています。「対面型インターンシップ」については、従業員規模が大きいほど重視する割合が高くなる傾向が顕著となっています。
コロナ禍が明け、対面施策に力を入れている企業が増加しているのが伺えま す。しかしながら採用ホームページの制作・強化を課題に感じる企業も多く、 今後もオンライン施策と両立させた採用戦略が必要です。
今回は以上になります。
意識調査を見ても、学生の「安定志向」の傾向が高まっていることがわかりますね。
中小企業では、自社の魅力を伝えることに課題を感じる企業が多いようで「自社採用ホームページ制作」「自社セミナー・説明会」の強化に注力している動きが見られます。
今後も定期的に採用分析を行い、結果をお伝えしたいと思います。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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