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公開日:2023.09.08 / 最終更新日:2024.02.08
【最新版】採用動画のトレンドとは?制作ポイントと事例も紹介
採用動画のトレンドを理解し、求職者の求める内容に沿った動画を制作することで求職者からの応募数の増加や企業認知度の向上が期待できるなど様々なメリットがあります。
本記事では、求職者はどのような情報を求めているのか、また採用動画制作のポイントや費用相場など最新のトレンドを取り入れた採用動画を制作するために必要な情報を、事例もふまえてわかりやすくご紹介します!
目次
採用動画とは?
採用動画とは、採用活動で使用するために企業が制作した動画を指します。
シンプルな企業説明や社内見学といった内容の他にも、社員や社長へのインタビュー動画や、求職者自らがシーン展開を選択できる参加型の動画など、企業の雰囲気や魅力がリアルに伝わるよう様々な工夫を凝らした動画が制作されています。
採用動画の制作にはそれなりの時間と費用を要しますが、一度制作すれば自社ホームページ上で公開することはもちろん、企業説明会などイベントでの公開やYouTubeなどのSNS上で公開するなど様々な場面で活用することができます。
近年では、YouTubeやInstagram等のSNSを中心とした動画視聴の人気の高まりを受けて、採用動画を制作する企業が増えてきています。
採用動画をSNS上で公開することで多くの人の目に留まりやすくなります。
それにより求職者からの応募数の増加や企業認知度の向上が期待できます。
採用活動に動画が活用される理由
採用活動に動画を活用することで、企業と求職者双方にとって多くのメリットがあります!
・文字より動画のほうが求職者にとって気軽である
・動画にすることで、見る人に多くの情報を伝えることができる
・企業の雰囲気等を伝えることが容易である(文字では表現が難しい)
・入社後のイメージがしやすくなり、企業と求職者のミスマッチを防ぐことができる
・視覚的なインパクトを残すことでブランディング効果がある
企業紹介を「文字で読む」よりも、「動画で見る」方が求職者にとって気軽で、限られた時間の中でも多くの情報を知ることができます。
動画にすることで、文字での表現は難しい企業の雰囲気や従業員の人柄などの情報を求職者にわかりやすく伝えることが可能です。
採用動画を見ることで求職者は、入社後の自分の姿をリアルにイメージすることができるため、想像していた仕事と違った、思っていたような会社ではなかったといった理由よる内定辞退や早期離職を防ぐ効果が期待できます。
また、企業に興味を持ってもらえるような採用動画を制作しSNS上などで公開することで、求職者のみならず様々な人にインパクトを与えることができます。
採用動画の公開はブランディングとしても非常に効果的といえます。
このような理由から近年、多くの企業で採用活動に動画が活用されています。
採用動画のトレンド
採用動画の最新トレンドは、入社後の働き方がリアルに想像できるかという点と、企業と求職者のコミュニケーションが求められています。
社員同士の日常的な関係性や、1日の業務の流れがわかるような内容、社員が日々どのような思いで働いているかが求職者に伝わるような、リアリティのある動画内容にすることが必要です。
また、企業の採用条件を一方的に羅列したような動画ではなく、求職者自らが選択し、視聴できるようなコンテンツも人気となっています。
では具体的にどのような内容がおすすめなのか、詳しくご紹介します!
インタラクティブ動画
企業からの一方的な情報発信では求職者を引き付けることはできません。
求職者と企業双方のコミュニケーションが図れるインタラクティブ動画が今注目されています。
インタラクティブ(双方向)動画とは、動画内に視聴者が次の再生内容を選択することができるクリックボタンが配置され、ボタンをクリックすることで実際にストーリーが変化するなどの聴者参加型動画のことを指します。
例)
・業務中にトラブルが起きた際の対処方法を選択肢の中から視聴者が選択することで、実在する社員との関係性や社内の協力体制がどのようになっているのかが伺い知れるような内容の動画。
・動画内で紹介される社員をクリックする事で、選択した社員の個別インタビュー画面に切り替わるという内容。
・視聴者自身が若手社員の目線となり、成長物語をベースにした複数のシナリオを選択しながら実際のビジネスシーンや企業の業務内容を体験するという動画内容。
このような企業と視聴者の双方向コミュニケーションができる動画内容にすることで、テレビのように一方的にただ見るだけの動画よりも、視聴者の記憶に残りやすいというメリットがあり、他の企業との差別化を図ることができます。
ゲームのように主人公の行動を選択できるような、面白みのある展開を組み込むことで、動画再生中の離脱を防ぐ効果という期待もできます。
社員インタビュー動画
社員へのインタビュー形式で企業紹介を行う内容の動画です。
主に社内の雰囲気や仕事へのモチベーションなどを社員目線で語る内容の動画となります。
《1名の社員に焦点を当てた内容》
・1名の話に集中して視聴できるため、動画の内容が印象に残りやすくなる
・出演者が1名のため撮影日数が少なく、スケジュールが組みやすい。
・動画制作の予算が少なくすむ。
・単調な内容になりやすく、視聴者が退屈してしまい、最後まで視聴しない可能性がある。
《複数の社員が出演する内容》
・年齢や立場の違う人の話を紹介できるため、幅広い層の求職者に内容が伝わりやすい。
・制作時間や費用が1名のインタビューよりも多く必要になる。
インタビュー形式の動画は、採用したい人材像や、入社後に期待する役割によってインタビューする社員を選考する必要があります。
職務内容や企業の雰囲気が明確にイメージできるようなリアリティ感のある内容にするためには、求職者が共感できる立場・役職の出演者を選ぶようにしましょう。
複数人にインタビューする場合は、社歴が浅い人からベテランまで幅広くインタビューすることで、幅広い層の求職者にアピールすることができます。
社長インタビュー動画
社長へのインタビュー形式で企業紹介を行う内容の動画です。
企業理念や求める人材、仕事に対する想いなどを社長自らの言葉で求職者に語りかけることにより、求職者は企業に対して親しみを感じ、印象に残りやすくなります。
趣味や生い立ちの説明など社長の人となりや、プライベートが垣間見えるような内容を盛り込むこともおすすめです。
また、あえて成功談だけに偏らず、社長ならではの苦労話や苦難を乗り越えたエピソードなどを含めた内容にする事でより強く求職者の興味を惹く事ができます。
社員の座談会系動画
複数の社員同士が座談会形式で話をする動画です。
座談会系動画では司会者や細かい台本が無く、会話のテーマだけが用意されているという状況がほとんどとなります。
リラックスした雰囲気の中で社員同士が和気あいあいと語り合う内容になるため、求職者から企業に親近感が湧きやすく、社員の仲や会社の雰囲気を中心に伝えたい企業にとっておすすめの構成です。
日頃あまり聞く機会がないであろう企業に対する本音や、仕事に対する楽しさや苦労した点等をありのまま紹介することができるため、求職者のみならず全ての視聴者の興味を引けるような非常に面白味のある動画にすることができます。
定番の採用動画
採用動画のテーマに迷ったら定番のテーマから制作することもおすすめです。
トレンド以外にも、採用動画には定番と言われるさまざまなコンテンツがあります。
社内見学ができる動画
新型コロナウイルスの感染拡大以降、企業に直接訪問しての社内見学の実施は難しくなっています。
その代替として、社内見学体験動画は、働く環境を伝えるための手段として有効です。
働く環境は、求職者にとって非常に気になるポイントです。
社内見学動画は、働く環境が自分に合うかを見極める有効な判断材料になります。
複数の部署がある企業では、先に紹介したインタラクティブ動画と組み合わせて見学したい部署を視聴者自身で選択できるような動画を制作してみましょう!
そのような工夫を凝らす事で、視聴時間を短縮することができ、最後まで飽きること無く動画を視聴することができます。
企業説明会の動画
言葉は文字に比べて短時間で圧倒的な情報量を伝えることができるため、やはり直接言葉で企業の理念や特色を詳細に伝えられる企業説明会は求職者にとって魅力的といえます。
しかし、前述の通り、新型コロナウイルスの感染拡大以降、多くの学生を会場に集める必要のある企業説明会は開催が難しくなってきているのが現状です。
そのため、企業説明会を動画で実施する企業も増えてきています。
動画であれば直接現地に足を運ぶ必要がなく日時も選びません。
また、じっくり何度でも見返すことができるため求職者の記憶違いや、こんなはずじゃなかったを防ぐことができます。
社員1日のスケジュール
社員の1日のスケジュールを紹介するコンテンツは、求職者の知りたい内容と合致しているため採用サイトなどでも多く取り入れられています。
それが動画になることで、実際に自分が就労している入社後の姿を求職者がさらに明確にイメージしやすくなります。
トレンドに沿った採用動画制作のポイント
より多くの求職者を惹きつける採用動画にするためには、トレンドに沿った動画制作をすることが大切です。
社員へのインタビュー動画やドキュメンタリー動画等を活用して実際の働き方や、職場の雰囲気や人間関係といった、求職者が求めるリアルな情報を提供することがポイントです。
会社の雰囲気を紹介する
求職者は採用動画を通じて、自分が直接関わる人物や業務内容だけではなく、社員が働いているオフィス全体の雰囲気を知りたいと考えています。
そのため採用動画の内容は、人物紹介や業務紹介だけではなくオフィスの雰囲気を紹介できる構成にしましょう。
撮影の際には過度な演出を控え、普段通りの様子を見せることが大切です。
ターゲットを明確にする
効果的な採用動画を制作するためには始めにターゲットを明確にしましょう。
新卒と中途採用では伝えなければいけない内容や見せ方は異なります。
まずは、どのような人材を求めているのか、採用したい業種などを明確にしましょう。
採用動画のターゲットが定まっていないと、動画制作の途中でコンセプトが変わってしまう恐れがあるため、制作する前にしっかりと確認する必要があります。
企業が伝えたいことを明確にする
採用動画を制作する前に求職者に伝えたい、企業の強みやアピールできるポイントを明確にしましょう。
この時、採用担当者のみで考えるよりも、さまざまな年代・部署の社員の意見をもとに何を求職者に伝えるのか決めるようにしましょう。
業務内容や労働環境・福利厚生などからアピールできるポイントを見つけ、企業が伝えたいことを明確にすることで他社と差別化を図ることができます。
採用動画の費用相場
インタビューだけの採用動画制作の場合、1つの動画につき10~30万円ほど、企業案内動画制作の場合は、1つの動画につき30~50万円ほどが採用動画制作の費用相場となります。
社員の1日をドキュメンタリータッチに編集する場合、動画の長さや取材する人数などによっても変動しますが、制作費用は200万円近くになることもあります。
撮影に時間がかかることや、機材調達、動画編集などに工数が割かれるため高額になりやすいです。
またインタラクティブ動画の制作には、インタビュー動画や企業案内動画などの制作費用の他にインタラクティブ構築費として10万円以上別途必要になることがほとんどとなります。
上記は一般的な費用相場ですが、公式サイトなどで明確に費用を提示している制作会社は多くありません。
動画制作にかかる費用は、動画の長さや制作期間、取材の有無など様々な条件によって変動するため、制作する動画に対して都度、制作会社から事前に見積もりをもらい費用内訳を確認する必要があります。
採用動画の事例
新卒採用プロモーション動画①
新卒採用プロモーション動画②
業界紹介アニメーション動画
まとめ
最新トレンドに沿った採用動画にするためには、入社後の働き方がリアルに想像できるか、企業と求職者のコミュニケーションという点を意識して動画を制作する必要があります。
求職者が実際に触れて操作することができるインタラクティブ動画や、1日の業務の流れを紹介したドキュメンタリー動画、働く人のリアルな本音を語ったインタビュー動画等を制作することで文字では伝わりにくかった企業のリアルな雰囲気や魅力を伝えることができます。
採用動画の制作には時間と費用を要しますが、一度制作した動画は自社ホームページ上での公開や、企業説明会などイベントでの公開、YouTubeなどSNS上で公開するなど様々な場面で繰り返し活用することができます。
本記事で紹介した内容や事例を参考に、効果的な採用動画制作にぜひチャレンジしてください。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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