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公開日:2023.11.09 / 最終更新日:2023.11.21

【最新版】採用ホームページ調査から見る採用動向

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近年、就職活動の早期化が話題となっていますね。
そんな中でも、就活準備の段階から就活終盤まで、採用ホームページが重要な役割を持つことは変わりません。

今回は、採用ホームページに関する調査結果を解説しながら、最新の採用動向を紹介していきます。

 

出典:「2024年卒 採用ホームページに関する調査」株式会社ディスコ キャリタスリサーチ

 

目次

1.企業研究で行う上で有益な情報源

2.閲覧の時期

3.閲覧度合い

4.閲覧手段

5.デザインや情報が古いことによる影響

6.よく閲覧したコンテンツ

7.まとめ

1.企業研究で行う上で有益な情報源

「個別企業のホームページ」が最も有力

志望企業について調べる上で有益だった情報源についてアンケートを実施した結果、最も多いのは「個別企業のホームページ」で、約6割の学生が選んでいます(62.4%)。
この結果を見ると、ホームページが志望企業研究の情報源として重要な役割を果たしていることがわかります。
次いで「個別企業の説明会(WEBセミナーを含む)」(53.1%)、「就職情報サイト」(40.8%)、「インターンシップ」(29.2%)と続きます。

2.閲覧の時期

分散する閲覧時期

採用ホームページを閲覧した時期の調査では、採用広報解禁前の12月から解禁月の3月までが、それぞれ7割前後という結果となりました。
ホームページからのエントリーやセミナー申し込みなどに加え、エントリーシート作成や面接対策のための企業研究に活用したとみられます。

一方で、3年生の6月には約半数(49.0%)に上っており、早い時期から長期間にわたり閲覧されていることがわかります。
学生が調べたい時にいつでもアクセスでき、必要な情報を得られることが求められているようです。

3.閲覧度合い

「かなり目を通した」割合は6割強

就職活動中に、企業の採用ホームページをどの程度閲覧したかを尋ねた結果、「かなり目を通した」が約7割に上り(67.2%)、大半の学生が高い頻度で閲覧していることが分かりました。
また、「かなり目を通した」「目を通した」の合計がいずれも9割を超えていることから、採用ホームページだけでなくコーポレートサイトも活用していることが読み取れます。

4.閲覧手段

「PC中心」の割合が最多

採用ホームページを閲覧する手段(情報機器)では、「PC中心」が4割強(45.3%)で、「スマートフォン中心」(30.4%)を14.9ポイント上回りました。 経年で見ると、閲覧手段の変化が顕著で、コロナ禍前の2020年卒者は「スマートフォン中心」が約半数を占め(48.9%)、「PC中心」は2割台(25.2%)でしたが、コロナ禍以降、外出機会が減少したことで「スマートフォン中心」の割合が減少し「PC中心」の割合が増加していました。
コロナ禍が明けた現在では、就職活動においても対面の機会が増加しており、「スマートフォン中心」の割合が今後も増加していくことが予想されます。

5.デザインや情報が古いことによる影響

9割近くが「関心や志望度が下がる」

◾「影響する」と回答
・情報の更新が遅いと情報収集が後回しになり、そのまま忘れてしまうこともある。
・HPに力を入れていない企業の製品のデザインが良いとは思えない。
・見やすいホームページを作るのも企業の仕事の一つだと考えている。

◾「影響しない」と回答
・情報が古いと不便に感じたが、それが志望度には影響しなかった。

6.よく閲覧したコンテンツ

フェーズで異なるコンテンツの重要性

よく閲覧したコンテンツを就職活動のフェーズ別に尋ねたところ、インターンシップへの応募・参加時には、「事業内容、実績」(64.7%)が最も多く、「企業理念、トップメッセージ」「会社概要」「インターンシップ情報」が4割台で続きました。
エントリーや本選考応募を判断する時に最も多いのは「待遇、福利厚生、ワークライフバランス」で7割超(70.2%)となっています。
コンテンツのフェーズごとの重要度を理解したうえで、各コンテンツを充実さ せることが求められています。

7.まとめ

いかがだったでしょうか。

採用ホームページの閲覧時期においては、1年中に分散している傾向が顕著にあらわれましたね。
施策を考えるにあたり、ターゲットの学生がどの時期に自社の採用ホームページを閲覧しているのかを調査すると良いかもしれません。

また、SNSや動画配信サービスに日常的に触れることで学生の目が肥えてきていることが、「デザインや情報が古いことによる影響」の結果から読み取れました。
これを機に、採用ホームページの「見た目」に関しても、学生目線で振り返ってみてはいかがでしょうか。

執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也

ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。

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