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公開日:2018.08.03 / 最終更新日:2023.08.17

2018年度の採用活動を分析!新卒採用枠はまだまだ増加傾向にアリ!?

人事・採用担当 採用サイト 採用トレンド 採用支援 調査

大手企業を中心に、拡大基調で行われた2018年度の新卒採用。
「2019年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」によると、
新卒採用枠増加企業は全体の34.3%と3割以上を占めています。

どの企業も人材不足を受けて、第二新卒など対象を広げていくことでしょう。

新卒採用枠増加が継続している、2019年卒の新卒採用

採用予定数は前年実績比の16.8%増を目指しており、
業界別でみてみると「サービス・インフラ」が大幅に増加(採用実績比30.7%増)。
一方で、唯一実績を下回るのが「金融」。金融以外は、前年実績を上回る予定となっております。

採用環境が厳しくなるという意見の多くは、文系理系ともに「母集団(エントリー数)の不足」。
さらに文系は「就活生の質の低下」「内定者辞退の増加」という意見も多く、
複数の理由で採用環境の厳しさを予測されている企業が多いということが分かりました。

また、採用枠を増加する一方で、採用基準を厳しくするという企業の割合は増加。
採用環境が厳しくなるなかでも、採用基準を緩めない傾向が見えてきています。

大卒求人倍率7年連続上昇!採用難が更に加速

リクルートワークス研究所の「ワークス大卒求人倍率調査(2019年卒)」によると、
大卒求人倍率は1.88倍。
全国の民間企業の求人総数は81.4万人。
学生の民間企業就職希望社者数は43.2万人。
求人に対して38.1万人の人材が不足しているという状況です。

従業員規模別にみると、300人未満の中小企業では9.91倍となり、求人倍率は過去最高。
一方で、5000人以上では0.37倍という状況であることから、従業員規模間の倍率差は拡大しています。

企業規模別にみると、学生の大手企業志向はより強まっていると考えられ、
中小企業の採用が難しくなっていると考えられます。

そのため各企業の動きは、例年に比べて全体的に早まっています。
株式会社リクルートキャリアの「就職プロセス調査(2019年卒)」によると、
経団連指針は変わらないものの、面接開始を6月以前に行う企業は81.5%。
5月1日の時点での就職内定率は42.7%と前年同月に比べて7.6ポイント高くなりました。

まだまだ売り手市場が続く中、どんな戦略をたてるか。
各社から調査資料が更新されていますので、参考にしてみるのもいいかもしれませんね。

執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也

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