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公開日:2024.01.16 / 最終更新日:2024.02.28
採用ツールの選び方と注意点やメリットを解説
人事・採用担当 採用サイト 採用トレンド 採用パンフレット 採用動画 採用支援 解説
業界全体を通した人手不足に伴って、人材採用におけるプロセスの複雑化、高コスト化が進行しています。それらの解消を目的として、効果的な人材募集、選考を行うためのソフトウェアやシステム、クリエイティブ(採用サイト制作、採用パンフレット・入社案内制作、採用動画制作)などを総じて採用ツールと呼びます。ここでは、これら採用ツールの選び方や各ツールのメリット、デメリットなどについて解説してまいります。これらのツールをうまく活用していくための参考としていただければと思います。
目次
1.採用ツールのトレンドと導入メリット
採用ツールの目的には大きく3つ。採用広報を目的とした採用ツールと業務効率化を目的とした採用ツール、求職者との接触機会創出を目的とした採用ツールが存在します。また、この2つもしくは3つを兼用するようなツールもあり、有料のツール、無料で利用できるツールなど様々なツールが各社からサービス提供されています。数多く存在する採用ツールから自社にとって最適なツールを選択できるように、まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
採用ツールの多様化
「採用パンフレット」「入社案内」「会社説明会資料」など、採用広報を目的とした紙媒体中心のアナログな採用ツールは、古くから企業の採用活動に利用されてきました。インターネット技術の進化やスマートフォン、タブレットなどの普及に伴い、採用ツールもデジタル化が進み、昨今ではAI技術などとも融合することで、その目的も手段も年々多様化しています。現在多くの企業に利用されている、代表的な採用ツールを以下に紹介してまいります。
広報を目的とした採用ツール
古くから利用されてきた採用パンフレット・入社案内から、今や一般的になり、採用活動に力を入れるほとんどの企業が利用する採用サイト。また、動画を使ったアプローチを行う企業も多くなりました。各媒体の組み合わせや、一貫した広報アプローチを通して採用ブランディングを行うための採用ツールでもあります。
◼︎採用パンフレット・入社案内
インターネット普及以前から広く使われる採用ツールのひとつです。
合同会社説明会、インターンシップ、会社説明会、面接時などに手渡しで配布されることが多く、配布場面が想定しやすいため、例えば合同会社説明会では、その企業を初めて知るツールとして広告的な役割を持たせたり、会社説明会などでは説明内容の復習やお土産としての役割を持たせたりなど、目的特化型としても効果を上げやすいツールでもあります。
詳しくは、当社の採用パンフレット・入社案内制作サービスの紹介ページでも解説いたしております。
◼︎採用サイト
今や応募を考えるほとんどの求職者が目にする、コミュニケーションのプラットフォーム的役割を担う採用ツールです。近年、コーポレートサイトとは別に特設の採用サイトを設ける企業も圧倒的に増加し、もはや採用活動を行う企業にとって必須とも言える採用ツールとなっています。
詳しくは、当社の採用サイト制作サービスの紹介ページでも解説いたしております。
◼︎採用動画
会社・業務紹介、社員インタビュー、SNS用など、幅広い広報目的で利用される採用ツールです。比較的短時間で職場や仕事の雰囲気を伝えることができます。自社サイトへの貼付け、SNSや各種メディアを使った広報、会社説明会での視聴など、様々なアイデアで展開できるツールです。
詳しくは、当社の採用動画制作サービスの紹介ページでも解説いたしております。
◼︎採用ピッチ
主に会社説明会での説明補助を目的として制作される資料です。企業の基本情報、ビジョン、ミッション、文化から仕事内容、働き方、募集要項、選考過程、応募方法など、限られた会社説明会の時間内で、求職者に自社の特徴や魅力を伝えるための補助ツールです。
自社で見直し、改修がしやすいようにパワーポイントやPDFを使った作成を行うケースが多いです。
詳しくは、採用ピッチに関するブログ記事ページでも解説いたしております。
接触機会の創出を目的とした採用ツール
リクナビやマイナビなどナビサイト出現以降は、紙媒体の求人誌から一気に一般化した採用ツールです。確実に求職者への露出を増やすことができる反面、多くの企業の募集情報の中で自社の情報が埋もれてしまうことも問題視され、ダイレクトリクルーティングサービスやSNSなど、求職者と接点を持てる場面も多様化が進んでいます。
◼︎求人広告
リクルート社やマイナビ社などが運営する求人情報サイトへ掲載する求人広告です。
特に経験者採用では、自社の求人タイミングに合わせて出稿することができ、効率的に募集を集めることはできますが、掲載期間中は常に費用が発生します。
また、近年では求人数の増加から、他社の求人広告に埋もれて応募を集めるのが難しくなって生きているという課題感を持つ企業も多いです。
◼︎ダイレクトリクルーティングサービス
登録された求職者のデータベースから、スカウトメールなどを使って企業側からアプローチができるサービスです。求人情報サイトなどでは埋もれてしまいがちな自社の魅力を、狙った求職者に届けることができます。他社があまり狙っていない層だが自社では活躍できるといった、埋もれてしまっている人材を発掘することもできる採用ツールです。
◼︎SNS、オウンドメディア
ソーシャルリクルーティングと呼ばれるX(旧Twitter)、Facebook、Instagramや採用ブログなどのオウンドメディアを利用した情報発信です。基本的には無料で利用可能で、うまく使いこなすと最も求職者との距離を縮めやすいツールです。
反面、情報を素早く頻繁に発信していくことが求められ、運用ハードルは比較的高いです。運用人員にリソースが避けそうであれば、是非、チャレンジしてみてください。
業務効率化を目的とした採用ツール
採用管理システムを始めとした、インターネット技術を利用して採用業務を効率化するための採用ツールです。AI技術を採り入れたシステムなど、各社から多様なサービスがリリースされています。
◼︎採用管理システム
ATS(採用管理システム)とは、主に求職者の募集から内定出しまでの業務をシステムを使って管理し、業務の効率化、可視化を行います。現状提供されているサービスの主流はクラウド型で、エントリーフォームや簡易的な採用サイトがセットになっていたりなど、様々な種類のサービスが提供されています。
◼︎オンライン会社説明会
2020年の新型コロナウィルス感染症の影響で、合同会社説明会や対面の会社説明会が大幅に減少したことに伴い一般化したのがオンライン会社説明会です。地方や海外の求職者も参加できるなどのメリットもあり、現在でも対面イベントと並行して開催する企業も多くあります。
◼︎Web面接ツール
上記オンライン会社説明会同様、2020年頃から一般化が進んだ採用ツールです。対面イベントが復活した現在でも、業務の効率化と求職者の負担軽減のため、特に初期の選考過程ではWeb面接を標準で採用している企業も多いです。
2.採用ツール選びのポイント
多様化した採用ツールを、限られた予算と人的リソースの中で効果を上げていくために、その選択は非常に重要となります。
まずは、自社にとっての採用課題をまとめ、何を目的とした採用ツールを、どういうターゲットに向けて導入することが自社にとって最優先なのか、優先順位などを決めていきましょう。その中で、どの採用ツールが最も自社の魅力を引き出す(もしくは業務改善など課題解決)のに最適かなどを比較検討していきます。
導入する採用ツールが決まったら、そのサービスを扱う業者選定が必要です。同じ採用ツールでも、各社提供するサービス内容に違いがありますので、少なくとも3社程度は比較検討することをお勧めします。
採用ペルソナを詳細に設定されている場合は、そのペルソナを採用するにはどのような採用ツール、サービスが有効かなどが明確になりやすく、その効果にもより期待ができるでしょう。
3.まとめ
採用活動の難化、激化が進む中、限られたコストやリソースの中で、効率的に優秀な人材を確保するためには、採用ツールの導入は欠かせません。
かと言って闇雲に様々な採用ツールを導入したとしても、効果を上げるとは限りません。
自社の採用活動の課題やペルソナを改めて見直し、自社と相性の良い採用ツールやサービスを導入することで、採用力アップを目指していきましょう。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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