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公開日:2024.02.13 / 最終更新日:2024.07.22

更新コストの削減に!採用サイトのCMS10選

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採用サイトの更新を自社で素早く行いたい。Webサイト制作の専門的な知識がなくても、自社で迅速に更新ができるようにできるシステムがCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。通常、WebサイトはHTMLやCSSといったマークアップ言語やJavaScriptやPHPなどのプログラム言語を用いて制作しますが、CMSではテキストや画像、デザインテンプレートなどをデータベースに保存しておいて、ブラウザでアクセスされた際にそれらのデータを取り出してWebページを自動生成することで表示します。データベースを編集することで、採用サイトの更新やページ追加ができるので、専門知識がなくとも更新が可能なのです。

ここでは、採用サイト制作時にCMSを組み込んだ方が良いのかどうか、そのメリット、デメリットやどのような種類のCMSを、どのように組むこむのが良いのかなど、解説してまいります。

目次

1.CMSを導入するメリット・デメリット

・CMSを導入するメリット

・CMSを導入するデメリット

2.CMSの種類と特長

・オープンソース型CMS

 ・WordPress

 ・Drupal

 ・Joomla

・商用パッケージ型CMS

 ・Sitecore

 ・Adobe Experience Manager (AEM)

・採用サイト専用CMS

 ・engage

 ・採用サイトビルダー

 ・採用係長

 ・トルー

 ・iRec

・フルスクラッチ型CMS

3.採用サイトにCMSは導入するべき?

・社内で運用して、採用サイト全体を頻繁に更新したい場合

・お知らせや募集要項、社員インタビューなどのみ更新したい場合

・年に1〜2回程度の更新をしたい場合

4.まとめ

1.CMSを導入するメリット・デメリット

採用サイト制作時にCMSを導入することには、非技術者が更新を行えるというメリットがあるものの、一方でデメリットもあります。そのメリット、デメリットを知り把握した上で、CMSの導入を検討してください。

・CMSを導入するメリット

採用サイトにCMSを導入する最大のメリットは、技術的な知識が無い方でもコンテンツの追加や更新が簡単にできることです。迅速な更新が可能になりますので、積極的に採用情報や採用関連の記事を発信したい企業には、その導入は欠かせません。社内のリソースなども考慮した上で、自社での情報発信の頻度などを検討してみましょう。
また、採用サイトCMSではデザインをテンプレートで管理することになりますので、大量のページを一括でデザイン変更できるなど、デザインや情報を一元管理できるというメリットもあります。

・CMSを導入するデメリット

多くのCMSは、汎用的な機能やデザインテンプレートを利用することになります。デザインや機能追加に自由度が小さく、全体的に淡々としたデザインになりがちであったり、機能をカスタマイズしたい場合には、大きな費用がかかることもあります。一般的にCMSを導入して更新をしやすいシステムを導入した場合、導入しない場合と比べて高コストになります。
また、一部のCMSでは定期的なアップデートが必要になり、放置しておくとセキュリティの脆弱性が生じる可能性がありますので、定期的なメンテナンスが必要となります。

2.CMSの種類と特長

CMSにも様々な種類や商品があり、それぞれ異なる機能、用途、特長を持っています。それぞれの特長を抑えた上で、自社の採用サイトに最適なCMSを選択しましょう。

・オープンソース型CMS

プログラムのソースコードが一般公開されているCMSです。無料もしくは安価に提供されている場合が多く、様々なサイトで利用されています。ソースが一般公開されているため、専門知識があれば誰でもプログラムの解析ができ、攻撃も受けやすいことで導入を避けられる企業も多いです。少なくとも、管理画面には社内からのみアクセスできるようにしておくなどのセキュリティ対策が必要です。
代表的なオープンソース型CMSの種類には、以下のようながあります。

・WordPress

オープンソースで最も人気があり、拡張性に優れたCMSです。ブログから企業サイト、Eコマースサイトまで幅広く対応しています。多くのプラグインとテーマがリリースされていて、様々な機能追加が可能です。

・Drupal

高度なカスタマイズが可能で、大規模なウェブサイトや複雑なサイトにも利用されています。セキュリティが強固で、コミュニティサポートが充実しています。

・Joomla

WordPressとDrupalの中間に位置するCMSです。柔軟性と使いやすさを兼ね備え、中規模から大規模なサイトに適しています。

商用パッケージ型CMS

システム会社やWebサイト制作会社がリリースしているCMSです。基本的には販売している会社が運用サポートも行いますので、不具合や脆弱性に対しても個別のサポートを受けられます。費用はオープンソース型に比べて高額になることが多いです。
商用パッケージ型CMSには下記のような商品があります。

・Sitecore

高度なマーケティングオートメーション機能とパーソナライゼーション機能を備えたエンタープライズレベルのCMS。大企業向けに設計されています。

・Adobe Experience Manager (AEM)

デジタルアセット管理とウェブコンテンツ管理を統合した強力なCMS。大規模な企業やマーケティングが重視される組織に適しています。

採用サイト専用CMS

採用サイト制作専用に設計されたCMSです。オープンソース型CMSや商用パッケージ型CMSをカスタマイズして、採用サイトに必要な機能とデザインを付与した商品や、採用サイト制作会社が独自でパッケージ化したオリジナルCMS商品です。特に求人情報、募集要項の掲載や応募フォーム、応募者管理など、採用プロセスに沿って開発されているため使い勝手は良いですが、カスタマイズ性は低く、デザインの自由度も低いケースが多いです。
クラウド型とクライアントのサーバーにインストールして利用するタイプが有り、クラウド型ではほとんどカスタマイズ性はありませんが、安価に利用できるサービスが多くリリースされています。

・engage

採用サイト制作から応募者管理、SNS連携、求人サイト対応などを無料で提供しているサービスです。
費用:無料

・採用サイトビルダー

低額で利用できる採用サイト制作サービスです。サイト制作時のデザインや文章作成も無料作成してくれます。
費用:月額1万円〜

・採用係長

採用サイト制作から応募者管理まで対応したサービスです。Indeed、求人ボックス、スタンバイといった求人検索エンジンにも対応しています。
費用:月額19,800円~

・トルー

採用サイト制作だけではなく応募管理、採用マーケティングなど、採用活動全般をサポートするサービスです。
費用:初期費用10万円〜 月額1.5万円〜

・iRec

飲食、美容、物流、人材、介護業界など導入実績多数の採用サイト制作サービスです。
費用:初期費用15万円 月額29,800円

フルスクラッチ型CMS

制作する採用サイトの目的や必要な機能に併せてオリジナルで開発されたCMSです。自社に合った機能を自由に組み込めるため、最も使い勝手やカスタマイズ性は高くなりますが、個別にシステム設計するため非常に高額になります。

3.採用サイトにCMSは導入するべき?

ページボリュームがそれほど多くない採用サイトでは、CMSを導入しない企業も多くあります。採用サイトでは、ページが多くとも30ページ程度ということが多いので、CMS管理しなくとも十分に管理が可能です。自由度を下げるCMSより通常のサイトを選択されるケースも多いのです。
管理面よりも、どれだけのページをどのくらいのペースで更新するのか、社内で更新するのか都度制作会社に発注するのかなど、更新内容、頻度、コストなどを検討して決定しましょう。

社内で運用して、採用サイト全体を頻繁に更新したい場合

オウンドメディアのような利用方法で、自社で更新作業を全て完結させ、定期的に素早く情報発信をしていきたい場合には、CMSの導入は欠かせません。
低コストで運用したい場合には、月額制のクラウド型の採用サイト専用CMSを検討しても良いと思います。
初期費用はしっかりかけてオリジナルデザインで個性的な情報を発信したい場合には、オープンソース型CMSや商用型CMSを導入して制作するのがおすすめです。制作会社に発注する場合は、どのページがどのような方法で更新できるようになるのかを事前に確認して、納得のいく仕様で発注ください。CMSを導入したものの、ある程度の技術がないと更新できない場合もありますので、ご注意ください。

お知らせや募集要項、社員インタビューなどのみ更新したい場合

採用サイトでCMS化の要望が多いコンテンツとしてよく挙げられるのが、お知らせ、募集要項、社員インタビューなどです。特にキャリア採用の募集要項を頻繁に更新することが考えられる企業では、ここのCMS化は欠かせません。逆に新卒採用の募集要項やキャリア採用であっても同ポジションを常時掲載していくような更新頻度の低い場合には、募集要項のCMS化は必要ないでしょう。
社員インタビューもCMS化の要望が多いコンテンツですが、初回制作時にプロのカメラマンとコピーライターに原稿作成をお願いした場合、以降の更新が自社制作になるとクオリティの一貫性を担保するのが難しくなります。次回からも制作会社に更新を依頼するのであれば、CMS化の必要はないかもしれません。
上記のように特定のコンテンツでのみCMSが必要な場合には、ピンポイントでをCMS導入することも可能です。

年に1〜2回程度の更新をしたい場合

特に新卒採用では、年単位で計画を立てて採用活動を行うため、採用サイトの更新も年1〜2回程度という企業も多くあります。会社概要等の数値、募集要項の更新や掲載する社員インタビューの追加、見直し、新コンテンツの追加などを次年度対策として年に1回計画して、制作会社に依頼する方が総コストは安価になることも多いです。

4.まとめ

採用サイトCMSはうまく活用すれば、素早い情報発信、更新コストの削減などに非常に有効なシステムです。自社の採用サイトの目的、運用方法、年間予算などに合わせて最適な導入方法を検討しましょう。
どのような種類のCMSを、どのように導入するのが効果を上げるのか、迷われた際には採用サイト制作の実績豊富なゴマシオカンパニーまで是非ご相談ください。

執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也

ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。

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