ブログ > 企業のパーパスが新たな採用基準となっている理由とは?
公開日:2022.07.11 / 最終更新日:2023.08.17
企業のパーパスが新たな採用基準となっている理由とは?
「目的」や「意図」と訳されるパーパス(Purpose)
企業では、「事業目的」や「存在意義」を表しており、
今学生や求職者のなかで企業のパーパスを基準に就職先を選んでいる人が増えています。
ではなぜ企業のパーパスを重視する人が増えたのでしょうか?
その理由についてお伝えしたいと思います。
目次
企業のパーパスが重視される理由
パーパスを重視するようになった理由は以下の2つです。
SDGsの登場
SDGsは2030年までに世界規模で達成するべき17の目標があります。
この中には企業が取り組むべき課題も多く含まれており、利益だけでなく自然環境・社会にも目を向けた事業活動を行う必要があり、サステナビリティを掲げている企業も多く見られます。
求職者はこのような企業のSDGsに関する取り組みに強い関心を持っており、
働くことで社会貢献を行えることを望んでいます。
新たな世代の価値観
現在ミレニアム世代やZ世代などと言われる情報感度の高い世代が企業の中核を担っています。
この世代は、社会への貢献や環境への配慮についてもとても高い関心があり、
企業が社会に対して何を提供しているのか?、自分が入社した時にどんな喜びを人々に届けられるか?など自分の存在価値と企業の存在価値を照らし合わせたりします。
そのため自然とパーパスに注目し、自分の価値観に近いパーパスを持つ企業を選ぶ理由としています。
求職者がパーパスを重視している割合
Wantedlyは「企業のパーパスと採用に関する調査」に関する調査結果を発表しました。
※調査は求職側と採用側から合わせて1340人(求職者1182/採用担当者158 )が回答。
図表①では約7割の求職者が企業のパーパスを重視して就職活動を行なっているとの結果が出ています。
出典:Wantedly
また図表②より入社時にパーパスをかなり重視した人は2017年の調査時より2倍も増えていました。
さらに企業のパーパスに強く共感している人ほど、入社後仕事へのモチベーションが高いという結果も報告されています。
出典:Wantedly
採用担当者も「選考時パーパスを共感しているを求職者を重視」
採用担当者も選考の際に自社のパーパスに共感する求職者を重視する傾向があります。
図表③では採用担当者の約8割は選考時に自社のパーパスに共感している求職者を重視していると出ています。
特に新卒採用については、スキルよりもパーパスへの共感度の方を重視して採用をしているとのことです。
出典:Wantedly
まとめ
求職者は最近では社会的な使命を果たしている企業に対して入社を希望することがわかりました。
企業としての方向性や事業の目的を示すことで、共感した求職者が集まり求めている人材を獲得でき、さらに入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。
パーパスを基準とした採用は今後主流となっていくかもしれません。
そのために企業側では明確なパーパスを打ち出し、学生や求職者に認知してもらう必要があります。
今後は企業としての目標や姿勢を、多くの学生や求職者に伝えていく必要がありそうです。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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