ブログ > 【2023年度版】採用サイト制作の抑えておきたいポイントとデザイン参考事例まとめ5選
公開日:2023.03.30 / 最終更新日:2023.09.25
【2023年度版】採用サイト制作の抑えておきたいポイントとデザイン参考事例まとめ5選
デザイン 事例紹介 人事・採用担当 採用サイト 採用トレンド 採用支援
採用サイト制作には、企業が抱える採用活動の課題を改善できる効果があります。しかし採用サイトの効果を最大限に発揮するには、ターゲットの明確化やコンセプトの策定など抑えておきたいポイントもあります。採用サイトの参考になる事例も合わせてご紹介し、採用サイト制作のポイントについて解説していきます。
目次
・「これから何が起こるのだろう?」と、ワクワク感を掻き立てられるデザイン
1.おすすめの採用サイト参考事例まとめ5選
参考になる採用サイトの事例をご紹介します。
コーポレートカラーを印象づけるデザイン
楽天グループ株式会社の採用サイトでは、コーポレートカラーが印象的なデザインになっています。楽天といえば、赤をイメージする人がほとんどではないでしょうか。 企業をイメージづけているもののなかに、コーポレートカラーがあります。色が持っているイメージや与えたい印象を考えて選ばれたコーポレートカラーは、企業の印象を大きく左右し、企業ブランディングにはとても重要なものです。そのため採用サイトだけではなく、企業のホームページにもコーポレートカラーを使用することで、すぐにその企業のサイトであるということを認識できる効果があります。
世界観が作り込まれているのが特徴なデザイン
株式会社プラットインの採用サイトでは、サイトの中を「電車と駅」という世界観で表現しています。見たいコンテンツ(駅)で降車して、閲覧するという設定です。 企業の理念や求める人材に響くような世界観を表現することは、センスなども重要になってきます。しかし採用サイトの世界観を企業オリジナルの独特なもので表現することができれば、競合他社との差別化を図り、優位性を持てるようになります。
動画が主体なデザイン
本田技研工業株式会社の採用サイトは、トップページに働く人々や現場の様子、製品などを紹介する動画が流れています。製品の豊富さや歴史、グローバルな人材といった多くの情報が瞬時にわかります。
動画は視覚的に情報を与える効果が大きく、穏やかさや躍動感といった多様な変化をつけられ、視覚から文章やイラストだけでは伝えられないイメージを強く印象づけられます。
スタイリッシュかつ情報を読みやすいデザイン
トゥモローゲートの採用サイトは、スタイリッシュでありながら読みやすいデザインになっています。キャッチーな文章が1ページにまとめられており、ワンスクロールで紙芝居のようにページ遷移するため、スタイリッシュかつ情報を読みやすいデザインとなっています。
スクロールの動きによって、読みづらかったり操作がしにくかったりとマイナスに働くリスクもあるため、全体の読みやすさも考慮する必要があります。
「これから何が起こるのだろう?」と、
ワクワク感を掻き立てられるデザイン
株式会社USEN-NEXT HOLDINGSの採用サイトは、アニメーションでの動きがプラスされており、アニメーションにマウスを合わせると動きが変化します。またスクロールすると、コンテンツのタイトルが動きながら表示されるため、次々に読み進めたくなるデザインになっています。
文字がふわっと浮き出てくるようなエフェクトもトレンドになっており、アニメーションもオリジナリティのあるデザインであれば、サイトのクオリティを一挙にアップさせてくれます。
2.採用サイトを制作する効果やメリットとは
企業の採用活動には採用サイトの制作が必要不可欠です。企業の採用サイトに関する意識調査のデータを交えながら解説します。
参考:株式会社ONE「企業の採用サイトに関する意識調査」
メリット1:応募率の改善
調査の結果では、求職者の84.4%が「企業のホームページで情報収集をおこなっている」と回答しており、83.9%が「採用サイトは重要な情報に感じる」と回答しています。さらに62.4%が「採用サイトがある企業のほうがポジティブに感じる」と回答していることから、採用サイトでの情報提供によって、求職者へ与える企業イメージの向上や信頼度につながる効果があると考えられます。応募を検討している求職者への後押しをする役割があり、その結果、応募率の改善にもつながっていくはずです。
メリット2:採用単価の削減
採用サイトを制作することは、採用活動のコスト削減のメリットがあります。企業にとって採用活動には、募集から選考、面接といった膨大な手間とコストがかかります。また求人サイトへの掲載や、転職エージェントを利用するにも高額なコストがかかります。一方で、採用サイトの制作にも費用がかかるものの、1度制作すれば継続的に活用できます。採用サイトを制作し採用の質があがれば、結果的に採用単価の削減につながります。
メリット3:ミスマッチの防止
採用サイトを制作して、企業の求める人物像を理解してもらえるようなコンテンツを掲載することで、求職者が入社後に感じるギャップを埋める効果があります。少ない企業情報や面接でのやりとりだけでは十分に企業の理解が深まらず、入社後に「自分のやりたい仕事ではなかった」「職場の環境が合わない」など、早期離職のリスクを高めてしまうのです。十分な情報の提供をおこなうことで、求職者が自身に適正があるか、やりたい仕事であるか適切に判断してらえるようになり、ミスマッチ防止につながります。
3.採用サイト制作の際に検討すべきポイント
採用サイトの制作をする際に検討しておきたいポイントをご紹介します。
ポイント1:採用ターゲットを明確にする
企業が採用したいと考えている人物像を明確にします。新卒や若年層なのか即戦力となる中途採用中なのか、必要なスキルや経験など、企業の採用基準となるターゲット層を決めましょう。
求めていないターゲット層からの応募があっても、選考しなければならない分の手間が発生するため、デメリットにつながるといえます。
ポイント2:採用サイトのコンセプトを決める
採用サイトで企業の魅力を最大限に伝えられるよう、コンセプトを決めると効果的です。例えば、「企業らしさが伝わるような世界観」や、「個性あふれる社員をメインに紹介」「先進性のあるサービス内容や製品をトップイメージにする」といったように伝えたい魅力を検討していきます。
ポイント3:ターゲットに基づいたコンテンツの検討
ターゲットを明確にできれば、そのターゲットに興味を持ってもらえるようなコンテンツを考えましょう。たとえば「成長意欲のある人材を求める場合には、キャリアパスや資格取得制度について紹介する」「多様性を求める場合には、社員のほとんどが異業種からの転職者が多い」など、効果の高い情報を検討してコンテンツ内容を決めます。
4.採用サイトのデザインで抑えておきたいポイント
採用サイトは、自由にデザインできることがメリットのひとつです。デザインで抑えておきたいポイントをご紹介します。
ポイント1:ターゲットに合わせたデザイン
採用サイトのデザインは、ターゲット層の印象に残るようなデザイン性であることがポイントです。リーダーシップや独創性があるといった個性の違いや、コミュニケーションスキルやITリテラシーといったスキルの高さなど、設定したターゲット層によってイメージするデザインは異なります。ターゲット層に合わせたデザインにして、サイト全体を統一感のあるものにしましょう。
ポイント2:ターゲットに合わせたデザイン
採用サイトに掲載する写真や動画は、リアルなものを掲載しましょう。フリー素材を使用するだけでは、具体的なイメージを掴んでもらいにくくなります。オリジナルの写真や動画からは、オフィス環境や社員の雰囲気を感じられ、求職者にとって入社後のイメージをよりリアルなものにできます。写真の加工や動画の演出は、採用サイトの品質にも影響するため、妥協のないものにしましょう。
ポイント3:エントリーボタンを見やすい位置に
採用サイトでは、エントリーボタンの位置を見やすくしておきます。せっかく応募しようとしてもどこにあるかわかりにくい場合には、求職者にストレスを与えてしまい、最悪の場合にはサイトから離脱につながる可能性もあります。エントリー方法の紹介ページへの導線やエントリーのボタンをわかりやすくすることは、サイトの構成上、非常に大切な役割があるのです。
5.まとめ
採用サイトを制作するうえで、抑えておきたいポイントについて解説しました。採用サイトを制作する場合は、求人サイトやコーポレートサイトとは異なり、自由なコンテンツ制作とデザインが可能です。豊富な情報によって企業の魅力を知ってもらい企業理解を深めてもらうことで、採用率の上昇やミスマッチの防止につながり、結果的には採用コストも削減できる効果が期待できるでしょう。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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