ブログ > 世界の就活事情からみる、日本の未来
公開日:2019.05.16 / 最終更新日:2023.08.17
世界の就活事情からみる、日本の未来
皆さんご存知の通り、現在日本では、
就職活動のあり方が大きく変わろうとしています。
そこで今回は世界各国の就職活動の違いから、
日本の就職活動の未来を見据えてみようと思います。
◎まずは海外の基本的な就活事情について
・欲しいのは即戦力
海外では、時間をかけて育てるという考えがないようです。
その時々に必要な能力を持つ人材を確保するのが一般的。
とにかく活躍できるかを重要視するため、新卒・中途にこだわりません。
・研修制度には力を入れない
研修制度をリスクと考えている企業が多いため、
海外では研修制度が整った企業はごくわずか。
すぐに仕事を始めることが求められているからでしょう。
・大学での学びを重視
海外企業が面接で重視していることは、
大学で学んだことがすぐに仕事に活かせるか。
「大学で学んだこと=職業」というのが一般的なので
大学で何を専攻していたかがとても重要です。
◎ヨーロッパでの就職活動
企業に入社後は「職種を変えない」というのがヨーロッパの文化。
それは転職する際も同じで、ほとんどの人が前職と同じ職種を選びます。
※国によって異なります。
そのため大学の専攻を選ぶときから、
「どんな分野で働きたいか」ということが明確でないといけません。
またインターンで就労経験を積むのも大切とされています。
ヨーロッパのインターンは、日本の研修制度に近く
一から仕事を丁寧に教えてもらえることが多いようです。
◎アメリカでの就職活動
「仕事をしたことがある」というのを前提にしているのがアメリカの文化。
そのため学生はインターンシップに参加をし、経験とスキルを磨きます。
これに関してはヨーロッパと同じですね。
まず狙った企業に就職するには、その企業のインターン経験が必須。
そのため人気企業は、インターン参加の倍率が高く、狭き門となっています。
またアメリカには終身雇用がないため、
半年以内で転職するという人も珍しくありません。
通年採用が当たり前で、重要なポジションもあっさり空きます。
いつでも声をかけられるように、コネクション作りが重要のようですね。
新卒一括採用がなくなるであろう日本でも、
今後は在学中のインターンが重視されるかもしれません。
これからも定期的に海外の就活事情を追っていこうと思います。
執筆者:株式会社ゴマシオカンパニー 代表取締役 山崎準也
ゴマシオカンパニーは、採用広報支援を目的としたクリエイティブを得意とする企画制作オフィスです。この分野で20年以上実績を積み上げてきた代表を中心に、様々な分野のクリエイティブを得意とするスタッフが、日々アイデアを出し合い、お客さまの採用課題解決に尽力しています。
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